<ディアナ:東京大会>◇17日◇東京・ディファ有明◇794人

 ディアナ旗揚げ戦で生え抜き第1号Sareee(サリー=15)がデビューした。入団を希望していたNEOが昨年末で解散してしまったため、井上京子(41)の誘いでディアナに入団。浜口道場で北京五輪レスリング女子72キロ級銅メダルの浜口京子(33=ジャパンビバレッジ)の指導を受け、プロテストでは前日に背骨の第2横突起亀裂骨折をしながらもスクワット1000回をクリアして合格。3月の中学卒業後は進学せずプロレスに集中することを決めるなど、期待の新人として注目されていた。初の試合は里村明衣子(31=仙台女子)と対戦。独特のオーラを放つ里村に臆することなく向かっていき、ドロップキックの連発などで攻め込んだが、ダブルニードロップで力尽きた。しかし、夢の第一歩を踏み出したSareeeは「デビューできて嬉しいけど、負けた悔しさが上。いつか里村さんを倒したい」と負けん気の強さを見せ「基礎のしっかりした本物のプロレスができる選手になって、自分がディアナを支えられるようになりたい」と目標を語った。