プロボクシング3団体(WBA、WBC、WBO)世界スーパーフライ級王座をすべて返上したジェシー・ロドリゲス(26=米国)が世界3階級王座を狙い、満を持してバンタム級に転向する。
13日(日本時間14日)、米アリゾナ州グレンデールのデザート・ダイヤモンド・アリーナでWBA世界同級王者アントニオ・バルガス(29=米国)に挑戦する。11日(同12日)には同地で両者そろって会見。ロドリゲスは「いつでも準備万端だ。精神的にも肉体的にも常に100%の準備ができている」と自信を示した。
今月に入って休養王者から正規王者に戻ったバルガスに対し「彼は五輪代表選手であり、世界王者。自分が新しい階級に上がった最初の試合だ。バルガス選手と世界王座を懸けて戦う機会を得た時に、すぐに目標が定められた。相手が強ければ強いほど自分のパフォーマンスは向上する。バルガス選手は私の新たな一面を引き出してくれるでしょう」と意気込みを示した。
近年、ビッグマッチを実現させてきたサウジアラビア総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク長官が4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥(33=大橋)-ロドリゲス戦の27年1月実施を目指して動いている。ロドリゲスがバルガス戦に勝利すれば、一気に機運が盛り上がること間違いない。 記者会見後、米専門メディア「ボクシング・シーン」の取材に応じたロドリゲスのトレーナー兼マネジャーのロベルト・ガルシア氏は「まだバンタム級のテストすらしていなのに、井上選手とのスーパーバンタム級の試合のことを考えている場合ではない。相手の方が体格が大きい。バルガス選手はキャリアを通じてバンタム級で戦ってきた世界王者。たった3ポンドの体重差でも大きな違いになる」と慎重な姿勢を貫いた。
ロドリゲスをプロモートする英プロモート大手マッチルーム社のエディ・ハーン社長は「土曜夜に何が起こるかを見守り、耳を傾けるつもりだ。ロドリゲスが勝てば、トゥルキ長官とNetflixなど、みんなが『次にやらせたい』と言ってくるだろう。そしてわれわれはおそらく『もう1試合やりたい』と言うだろう。しかし、それは彼らのプロモーション計画に合わないかもしれない」と予想。さらに「現実には、あまり長く待ち過ぎると井上選手との対戦機会を逃してしまうかもしれない」とも付け加えていた。

