<TOMMY自主興行『プロレス人生三十年』>新宿FACE◇観衆350人

 TOMMYレフェリー(45)が30周年記念興行を行った。プロレス入りしたのが1982年。翌83年に全日本女子プロレスで、本名の柳下まさみとしてデビューを果たした。現役時代の通算成績は2勝18敗。約1年の短い現役生活を経て、当時の松永高司会長の薦めでレフェリーへ転向。86年にキックボクシングのレフェリーとして登場。その後、ジャパン女子で女子プロレスのレフェリーとしてのキャリアをスタート。現在まで各団体で試合を裁いてきた。

 キャリアを感じさせたのは、先輩のミミ萩原の登場だ。ミミは全女時代の持ち歌である「Stand

 up!」「セクシー・パンサー」「ヒーロー」の3曲を披露。「リングに上がると燃えますね。今日も思わず受身を取りたくなりました。毎日、ダンスのレッスンを4~5時間やっているので、体はスムーズに動きますね。今日もいつもと同じように、歌やダンスを披露しました」と現在も歌手やアクロバティックダンサーとして、タレント活動を継続中だという。広島を中心に全国でディナーショーを開催している。

 TOMMYレフェリーは試合後、「全女に入ってから今日まで30年、ここまでやってこれて本当に感謝しています。次は35年を目標にして、体の続く限り現役をやりたいです。前回、25年のときも記念興行を開催したので、ぜひ次は35年でも35周年記念興行を主催したいですね」と5年後に向けて、まだまだ意欲は衰えていない。