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詳細速報 <NEO10・4川崎>

◆NEO女子プロレス「井上京子デビュー20周年興行 NEO DREAM 2008 ~終わらない夢を見るのもいいが新しい夢を描いてみせよ~」

◇神奈川・川崎市体育館◇2008年10月4日◇15:00 ◇観衆1151人  
京子が20周年記念試合で王座陥落

 井上京子(39)が20周年記念試合でNWA認定女子パシフィック&NEO認定シングル王座を失った。記念試合をあえてタイトルマッチとした京子は、最強の挑戦者高橋奈苗の猛攻を受け切って真っ向勝負を展開。ラリアット合戦を制し、必殺技ナイアガラドライバーも決めたが、カウント3を奪えない。逆にチャナラッカ☆百でたたきつけられると、自らの体重もアダとなって肩を上げることができず、敗戦の3カウントを聞いた。京子は「21年目の目標ができました」と区切りの年の感傷に浸ることなく、早くもリベンジ宣言。新女王高橋も「何回でもたたきつぶしてやる」と応じた。

▽NWA認定女子パシフィック&NEO認定シングル選手権試合30分1本
○高橋奈苗
(挑戦者)
23分29秒
片エビ固め
井上京子×
(王者)
 京子が20周年を勝利で飾れなかった。立ちはだかったのは全女時代からの愛弟子高橋奈苗。過去の対戦は京子がすべて勝ってきたが、挑戦者決定リーグを勝ち抜いた最強の刺客が時代を動かしにかかる。女子プロの枠を超えたヘビー級同士。まずは真っ向エルボー合戦で試合が始まった。力で押し切った京子は、たっぷりアピールをしてからダンシングツリーで攻め立てた。
 コーナー逆さづりでの体当たりで圧殺され、ラリアットで場外に落とされると、矢のようなトペを食らう。場外でエルボーを打ち合うと攻守交替。京子がラリアットの連打で追い詰め、花道で投げ捨てる。しかし、蘇生した高橋にステージをから固い床への高角度パワーボムを浴びた。ミサイルキックで追撃され、シャイニング・ヒザ・アッパー、フロントネックロック、雪崩式ブレーンバスターと攻められた。
 それでも京子は沈まない。雪崩式ブレーンバスターでお返しするとラリアットをねじ込む。雪崩式バックドロップ、ラリアット、リバーススプラッシュ、フットスタンプを浴びても立ち上がり、ラリアットをたたき込む。嫌がる高橋をコーナー最上段まで抱え上げ、パワーボムでたたきつけた。
 しかし、ナイアガラドライバーをキックアウトされ、延髄斬り連打、バックドロップ、危険な角度のリストクラッチ式バックドロップからシャイニングウィザードを浴びると京子の勢いが止まる。残り10分を切ってショートレンジラリアットの応酬。これは互角だったが、京子はランニングヒザ蹴りで不意を突かれて倒れる。アストロシザースで粘ったが、最後はコーナーから持ち上げられてのチャナラッカ☆百。高橋の執念が紙一重で上回り、京子がベルトを失った。  京子は「21年目の目標ができました」と言い残してリングを降りようとしたが、高橋が「京子さん、待って。リングに戻ってください」と呼び止た。「今日はありがとうございました。20周年おめでとうございます。20周年のお祝いの興行だからこそ、自分が今日勝たなきゃいけないと思っていました。20年も最前線にずっといたあなたは、本当にすごい人だと思います。そうやってずっと引っ張ってきてくれて、本当にありがとうございました。だから今日もこうやって大きい会場で試合ができたんだと思います。でもこれからは自分に引っ張らせてください!」とアピール。京子は「奈苗、言葉はすごくうれしいけど、これから30年、40年トップに挑戦したいと思う。もう1回チャンスをください」と早くもリベンジを訴えた。高橋も「喜んで! 何回でも試合したいです。何回でもたたききつぶしてやる!」と応じた。京子は「これからまだまだ熱い戦いが続くぞ! 女子プロレス、お願いします!」と観客に絶叫した。
 ◆京子「負けました。完敗です。プロレスの神様が味方したという、そういうことですかね。お店や子育てと両立できるほどプロレスは甘くない。悔しいです! 悔しい、次は絶対に取ります。また奈苗がリーグ戦で勝ち抜いてきたように、私も段階をへて、ちゃんと奈苗と戦いたいと思います。負けました。完敗です。ありがとうございました」。
▽NEO認定タッグ選手権試合30分1本
○タニー・マウス
宮崎有妃

(王者組)
16分34秒 
スーパー恥ずかし固め
松尾永遠×
風香

(挑戦者組)
 「夢のアイドルタッグ」が王座奪取に失敗した。敵意むき出しの非アイドル王者から金だらいや台車に乗った頭突きなどコミカル全開の攻撃を受けたが、風香も金だらいを奪って反撃。カンチョー攻撃に悲鳴を上げながら、キン肉バスターを丸め込むなど粘りを見せた。しかし風香のキックが松尾を誤爆。風香は水噴射で意地を見せたが反撃もここまで。宮崎のムーンサルトプレスからタニーのキン肉バスターにつなげられ、2人同時に恥ずかし固めを決められた。場内が暗転し、ピンスポットが2人の股間に集中。コーナー4カ所からからスモークが噴射される異常事態の中ではタップアウトするしかなかった。
▽ラス・カチョーラス・オリエンタレスvsレボルシオン・アマンドラ30分1本
○三田英津子
下田美馬
25分47秒
片エビ固め
木村響子×
江本敦子
 5年8カ月ぶりに復活した伝説タッグ、ラスカチョーラス・オリエンタレスが貫禄勝ちした。試合はアマンドラの希望で凶器持ち込み自由のハードコアスタイルに決定。木村が有刺鉄線ボード、ラスカチョはトレードマークだった黄色とピンクの椅子を手にリングに上がった。ゴングを待たずに場外戦でスタート。下田は2階席から江本を突き落とそうとするが、逆に落とされそうになり、自ら跳んで下に先回りした。アマンドラにベネッサ、中川も加担して三田は劣勢。机に寝かされてると木村の2階席からのダイブに圧殺された。しかし、ラスカチョの息さえ合わせれば流れは変わる。木村を流血させ、顔面を踏みにじる。アマンドラの持ち込んだ有刺鉄線ボードに投げ込まれても、おなじみの鉄柵プレスで反撃。下田がデスレイクドライブで木村を真っ逆さまに投げ捨て、下田のかかと落とし+三田の元祖デスバレーボム。これはキックアウトされたが、もう1度元祖デスバレーボムを放ってフィニッシュし、レジェンドの強さを証明した。
 マイクを手にした三田は木村らに「早く帰りな」と言い放つ。レボルシオンが襲われても返り討ちにし「美馬、どうもありがとうございました」と言って抱き合った。
▽デイリースポーツ認定女子タッグ選手権試合30分1本
春山香代子
倉垣翼

(王者組)
時間切れ引き分け 元気美佐恵
田村欣子

(挑戦者組)
 年内引退を発表した元気が王座奪取に失敗した。先発で倉垣と向き合い、手四つの力比べからコーナーに押し込み、逆水平チョップを連打した。ラ・ケブラーダを浴びたが春山へのチョップの乱れ打ちで形勢逆転。続く田村もヒザ蹴りを顔面をたたき込み、コブラツイストで締め上げた。元気のカンパーナ、田村のゆりかもめで流れが挑戦者組に傾き始めると、田村のエースクラッシャーが倉垣にさく裂。田村はヒジとヒザで追い込み、元気と合体の3Dを発射した。倉垣に2人一緒にアルゼンチンで担がれ、続けてバックドロップで投げられた。終盤、元気が春山の雪崩式パワースラムを食らうも、Gドライバーで反撃。残り5分、田村が春山にダブルアーム式フェースバスターからドラゴンスリーパー、ダブルインパクト式ギロチンドロップ、キーンハンマーと大技を連発されたが3カウントは許さない。逆に回転ヒザ十字やラ・マヒストラルを繰り出したが決まらない。元気のGドライバーも倉垣がキックアウト。裏Gドライバーも決めたが、同時に時間切れのゴングが鳴った。
▽15分1本
○ベネッサ・ザ・マウンテン 11分
エビ固め
松本浩代×
 若手NO・1の松本がカナダの“女人間山脈”の前に砕け散った。序盤からド迫力のぶつかり合いを見せたが、ひと回り大きいネッサは余裕の表情。松本は場外でバックドロップを失敗したが、エルボー乱打でぐらつかせ、アルゼンチンバックブリーカーからバックフリップ気味に後方に投げ捨てた。豪快なミサイルキックで追撃し、バックドロップで強引に引っこ抜いたが、ベネッサの長い脚がロープに届く。パワーボムをウラカンラナで切り返すなど粘ったが、最後は強引に担ぎ上げられて高々と振りかぶるパワーボムに撃沈した。
▽3WAYマッチ15分1本
○中川ともか 13分8秒
片エビ固め
さくらえみ×
※もう一人は植松寿絵。
 中川が超技巧派3WAYを制した。「試合にあぶれた者同士」で組まれた試合で、立ち上がりはさくらが戦いの輪に加われずに疎外された。必死で参加しようとするが、植松の2人まとめて顔面ウオッシュのえじきに。心の折れたさくらはコーナーで体育座りで試合を見つめていた。それでも懸命なアピールでようやく手四つの力比べに混ぜてもらったが、2人から蹴られて戦線離脱。あきらめずに「さくらえみ70キロ!」と叫んで体当たりをぶちかますなど必死に戦った。一瞬で敵味方が入れ替わるスピーディーな攻防から、最後はさくらをカバーしようと体勢を低くした植松に、中川の唸れ豪腕(低空ラリアット)がさく裂。返す刀でさくらにも同じ技をぶちこんでカバーし、混戦に終止符を打った。
▽15分1本
○夏樹☆たいよう
華名
13分53秒
エビ固め
勇気彩×
小林華子
 試合前に井上京子のデビュー20周年記念セレモニーが行われた。キャリアを彩る名勝負がスクリーンに映し出され、京子には記念の花束が贈られた。花道からザ・グレート・カブキが姿を見せると感極まって号泣。ブル中野に酔った上での乱行を暴露する祝辞が読み上げられると苦笑いした。京子は「20年やってこれたのはファンの方のおかげだと思います。このまま浸っていたいですが、今日は大切なタイトルマッチがあります。みなさん、京子チャチャチャで応援してください。今日は女子プロ勝負の川崎大会だと思ってますので、応援よろしくお願いします」とあいさつした。
 パッション・レッドがオープニングマッチを制した。序盤は小林に攻撃を集中。勇気の体当たり、正拳突き、ダブルのフェースバスターで反撃されたが、華名が勇気との張り手合戦を制すと夏樹がスタナー。夏樹のミサイルキック誤爆から勇気のカミカゼでもフォールは許さない。華名のダブルインパクト式ダイビングヒップアタック、夏樹のイグチボムで勇気の執念を断ち切った。
▽イリミネーションマッチ
○志田光
ひろせ友紀
古賀祥子
植田ゆう希
1人残り さくらえみ×
真悠いちこ×
松本都×
藤本つかさ×
 主役がダークマッチを制した。来秋公開予定の女子プロレス映画「スリーカウント」に出演するため、プロレスデビューしたメンバーが、映画のクライマックスシーン撮影を兼ねたダークマッチに登場。大会直前に森久ともよが交通事故にあってしまったため、さくらえみが代わりに出場。レフェリーは田村欣子が務めた。
 フォールされた選手が抜けていくイリミネーションマッチは、めまぐるしく8選手が入れ替わる展開。映画で主役の志田が1対3となるピンチを迎えたが、得意の柔道殺法を発揮。さらに田村の高速カウントのアシストでさくらを下すなど3人抜き。大逆転勝利を飾った。試合後は10人が主題歌『いつかきっと』を披露した。





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