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詳細速報 <新日本10・13両国>

◆新日本プロレス「DESTRUCTION’08」

◇東京・両国国技館◇2008年10月13日◇17:00 ◇観衆9000人  
武藤が4度目の防衛に成功

 全日本のIWGPヘビー級王者武藤敬司(45)が挑戦者の新日本・中邑真輔を21分39秒、フランケンシュタイナーで破り4度目の防衛に成功した。

 11月3日には化身のグレート・ムタが3冠ヘビー級タイトルマッチで鈴木みのるの挑戦を受ける。代理人としての武藤は「武藤を最大のライバルとするムタもジェラシーを感じて11月3日はかっこいい結果を出すんじゃないか」。また、11月16日には全日本の台湾興行も控えるだけに「IWGPのベルトを巻いて台湾に乗り込み、イメージアップのために働いてきますよ」と意気込んだ。

▽IWGPヘビー級選手権試合60分1本
○武藤敬司
(王者)
21分39秒
フランケンシュタイナー
中邑真輔×
(挑戦者)
 武藤が中邑を返り討ちにして4度目の防衛に成功した。序盤から逆回転のドラゴンスクリューを織り交ぜるなど、得意のヒザ殺しでペースをつかむ。ラリアット、パワースラム、バックドロップ、ジャーマンの反撃を受けたが、ペースは乱さない。エプロンの中邑にシャイニングウイザードを浴びせ、トップロープにセットしてからネックスクリュー。串刺しシャイニングウイザード、前後からのシャイニングウイザードで追い込んだ。飛びつき三角絞めを狙われたがパワーボムで跳ね返し、プロレスLOVEポーズからシャイニングウイザード。さらにムーンサルトプレスで宙を舞った。しかし、ここで左ヒザを痛めて中邑につけ込まれた。シャイニングウイザードをキャッチされ、ヒールホールドから裏足4の字固めを決められ、逆にドラゴンスクリューを浴びた。ランドスライドから腕ひしぎ逆十字固めという意表を突く腕への攻撃でピンチに陥ったが、2発目のランドスライドをヒザ蹴りで逃れ、距離を計って起死回生のフランケンシュタイナー。逆転勝利で再び腰にベルトを巻いた。

 ◆武藤「非常にしんどい試合だった。疲れてしょうがない。全日本でも仕事して、プロレスに浸かってるからね。ぬか漬けみたいに味が浸透するくらい浸かってるから。(フランケンシュタイナーは)とっさに出たからな。プロレス漬けが功を奏したというところですかね。昔、橋本真也が外敵の天龍源一郎に2度も3度も挑んでいったけど『かっこいいな』ってジェラシーを感じたよ。だから(中邑も)まだまだこれからだよ。やっぱり1番かっこいい武藤敬司で終わりましたね。1番のライバルはグレート・ムタなんだよ。ジェラシー感じてるのはグレート・ムタだよ。11月3日(全日本両国大会)、かっこいいグレート・ムタが出てくるんじゃないかと期待してます」。
▽世界ヘビー級選手権試合60分1本
○永田裕志
(挑戦者)
18分6秒
岩石落とし固め
田中将斗×
(王者)
 永田が頂上決戦を制してゼロワンMAXの至宝を腰に巻いた。早い時間帯に場外で垂直落下式ブレーンバスターを浴び、中盤にはダイヤモンドダスト、ラリアット、フロッグスプラッシュで追い込まれた。しかし、ヒザ蹴りの反撃からエルボー合戦に持ち込み、交互にフロントキック3発、ラリアット3発を交換した。不意を突かれたスライディングDで流血。2発目のスライディングDをカウンターの顔面蹴りで阻止し、バックドロップを浴びせたが、ローリングエルボーで倒されて背後、正面からスライディングDを食った。4発目は切り返して腕固めで絞り上げる。延髄斬りをクリーンヒットするとバックドロップ連発。最後は体勢を崩しながらも必死に押さえ込み、激闘にピリオドを打った。永田は「ゼロワンMAX、敗れたり!」と挑発。両軍が乱闘が繰り広げる中、真っ先に目の前に立ちはだかった佐藤耕平とにらみ合った。
▽チェーンデスマッチ無制限1本
○飯塚高史21分24秒
レフェリーストップ
天山広吉×
 天山が飯塚との決着戦に敗れた。チェーンパンチでペースを握り、飯塚の流血した額にかみついて先制。ラリアットで場外に落としたが、GBH勢にチェーンを引っ張られて襲われた。小島らF4が助けに入るも、天山は額から流血。リングに戻ってからは飯塚のチェーンパンチ、かみつき、マウントパンチ、パイルドライバー、トップロープを使ったギロチン攻撃、チェーンラリアット、チェーンを首に巻いてのブリザードスープレックス連発に防戦一方。スリーパーに耐え、アナコンダバイス、ダイビングヘッドバッド、TTDで反撃したが、ムーンサルトプレスを狙ってコーナーに上ったところでチェーンを引っ張られ、キャンバスに落とされた。イスを手にリングインした矢野を小島がラリアットで撃退したが、天山は真壁のチェーンラリアットでダウン。チェーンで両手をしばられ、ノーガード状態で一方的にパンチ、キックを浴びた。最後はチェーンで首に巻かれての絞首刑。危険と判断したレフェリーが試合を止めた。
▽30分1本
○ジャイアント・バーナード13分44秒
片エビ固め
後藤洋央紀×
 G1王者の後藤が裏切り者退治に失敗した。バーナードをラリアットで場外に落とし、プランチャで追撃すると、カール・アンダーソンに介入から場外パワーボムでリングの角にたたきつけられた。大きなダメージを負った後藤は、腰への集中攻撃を浴びて叫び声を上げる。場外にエスケープしてもアンダーソンに襲撃され、ダメージを回復できない。目障りなアンダーソンにラリアットを決めたが、バーナードのネッグハンギングバスターを食った。ラリアットはかわしてジャーマンで投げ捨て、ダイビングエルボーを追撃。昇天は150キロの巨体を持ち上げられず不発もコブラクラッチで絞め上げた。失神寸前まで追い込んだが背後からアンダーソンにイスで殴られ、バーナードライバーで3カウントを聞いた。
▽30分1本
○中西学
吉江豊
10分24秒
片エビ固め
蝶野正洋
棚橋弘至×
 ビッグマウンテンズが次期シリーズG1タッグリーグ戦に向け、幸先のいい白星を挙げた。序盤からパワーで圧倒。タッチは1回だけ連係を欠いた蝶野、棚橋組のギクシャクした関係にも助けられた。中西が棚橋に強烈な1本足ハンマーを決め、2人がかりで攻め続ける。蝶野がやっと救出に入ったが、中西が棚橋、吉江が蝶野をアルゼンチン式背骨折りで担ぎ上げた。中西がそのまま棚橋をヘラクレスカッターで落として3カウントを奪った。
▽30分1本
真壁刀義
○矢野通
石井智宏
10分6秒
エビ固め
小島聡
KAI
大和ヒロシ×
 GBHが全日本から乗り込んだF4を返り討ちにした。入場を襲い、徹底したラフファイトでKAIを痛めつける。小島の登場であっという間に逆転されたが、再び若手の大和を集中攻撃。一発逆転を狙った小島のラリアットはイスを使って阻止し、最後は矢野がジャーマン、鬼殺しで大和を沈めた。
▽30分1本
獣神サンダー・ライガー
金本浩二
タイガーマスク
7分46秒
キークラッシャー99
ロウ・キー
外道
邪道
 ジュニア王者ロウキーが実力を証明した。序盤はGBHが金本を集中攻撃。タッチを許すとジュニアの重鎮ライガーに3人まとめて蹴散らされる場面もあったが、6人が入り乱れる中、最後はロウキーがライガーをキークラッシャー’99で仕留めた。ロウキーは試合後もタイガーマスクをベルトで殴りつけるなど暴れたが、乱入した田口隆祐のどどんを浴びた。挑戦をアピールされたロウキーは怒りを抑え切れなかった。
▽IWGPジュニアタッグ選手権試合60分1本
○裕次郎
内藤哲也

(挑戦者組)
11分34秒
片エビ固め
稔×
プリンス・デヴィット

(王者組)
 内藤、裕次郎の「NO LIMIT」がジュニアタッグの頂点に立った。キャリア差から誤爆を誘われ、稔のインサイドワークに翻ろうされたが、勢いに乗る2人は攻撃に徹した。裕次郎がデヴィットのハイキック、ダイビングフットスタンプ、稔のファイアーバードスプラッシュで追い込まれたが内藤が救出。稔に的を絞り、裕次郎がジャーマン、ラリアット、そして合体技リミット・レス・エボリューション。最後は内藤のスターダストプレスから裕次郎のインカレスラムにつなぐ得意技コラボでベルトを奪取した。


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