和歌山県警新宮署は8月31日、入管難民法違反(旅券不携帯)容疑で、米国籍のリチャード・オバリー容疑者(75)を現行犯逮捕した。

 同県太地町のイルカ追い込み漁に関する米映画「ザ・コーヴ」出演者とみられる。逮捕容疑は31日夜、同県那智勝浦町で新宮署員から職務質問を受けた際、パスポートを持っていなかった疑い。太地町では9月1日にイルカの追い込み漁が解禁になり、同署が関連を調べている。新宮署によると、「飲酒運転のレンタカーが走っている」との通報を受けた署員がオバリー容疑者の車を見つけ発覚した。