作曲家船村徹氏(83)の最後の内弟子、歌手村木弾(35)が2月17日に「ござる~GOZARU~」でデビューする。秋田から上京してとび職に就き、23歳で船村氏に入門。栃木・日光で付き人生活を続け、苦節12年半でデビューにこぎ着けた。船村氏が歌手舟木一夫(71)にプロデュースを依頼し、デビュー曲は作詞舟木、作曲船村で、アップテンポのメロディーに乗せた明るい人生の応援歌だ。芸名の「村木」は恩師2人から1文字ずつもらった。

 来月21日には、船村氏の地元日光でデビューコンサート。3月の舟木の大阪・新歌舞伎座公演では20日間にわたり歌うチャンスをもらった。村木は「息の長い歌手を目指して感謝の気持ちを持って頑張る。やるからにはてっぺんを目指します」と燃えている。

 ◆村木弾(むらき・だん)本名は大門弾(だいもん・だん)。1980年(昭55)1月11日、秋田市生まれ。秋田高専卒後、東京で道路会社に就職。03年7月から船村徹氏に弟子入りして、栃木・日光の仕事場「楽想館」で付き人生活。