熊本県天草市出身の放送作家・小山薫堂氏(51)が作詞し、嵐が歌った楽曲「ふるさと」を使った、熊本地震の被災地に向けた60秒の応援メッセージCMが1日、熊本県の民放4局で午後8時53分から一斉に放送された。
嵐のメンバー5人は、画面に登場すると、「熊本の皆さん、嵐です」と被災者に語りかけた。
櫻井翔(34) 「この度、地震で被災された皆様に、心からお見舞い申し上げます」
二宮和也(32) 「きっと、想像もできないような大変な毎日が続いていると思います」
大野智(35) 「それでも、互いに助け合っている皆様の姿に、心打たれました」
相葉雅紀(33) 「少しでも、皆様のお力になれるよう、僕たちもできることから始めます」
松本潤(32) 「幸せな日常が戻るその日まで、僕たち嵐は」
5人 「みなさんの、ふるさとに寄り添います」
約30秒間、続いた5人の応援メッセージの後、嵐が歌う「ふるさと」が流れる中、熊本城を含む熊本地震の被災地の写真が次々と映し出された。そして最後に、再び嵐の5人が登場し、中心に立つ大野が「くまもとの笑顔のために」と書かれたボードを両手に持ち、他の4人がガッツポーズした。
この企画は、前日の4月30日に、小山氏が自身のフェイスブックで発表し、企画立ち上げの経緯や思いをつづった。
「2010年の紅白歌合戦内の嵐特別企画として『ふるさと』という曲を作詞させていただいた時、僕は当然ながら自分のふるさとである熊本に心を寄せて書きました。その『ふるさと』という曲を使って、自分のふるさとに応援メッセージを送りたいと思い、ジャニーズ事務所さんにご相談したところ、お力を貸してくださいました。そして、熊本のみなさんに向けた60秒の応援メッセージ映像が完成しました」
「熊本に心を寄せて書いた曲を使って、応援メッセージを送りたいと思い(中略)こんな時だからこそ、みんな一緒に! 熊本のみなさんの勇気の支えになりますように!」
2日以降は、熊本県内のラジオ局でも放送されるという。小山氏は熊本県のご当地キャラ、くまモンの生みの親で「くまモン募金箱」を柱とした熊本地震復興支援プロジェクト「FOR KUMAMOTO PROJECT」を立ち上げた。公式ページは4月28日にYahoo! ジャパン内(http://docs.donation.yahoo.co.jp/forkumamoto.html)に立ち上げられている。