落語家桂平治(45)が21日、落語の「桂」派の祖とされる大名跡「桂文治」の11代目を襲名し、東京・新宿の寄席「新宿末広亭」で披露興行を始めた。

 この日の口上には、所属する落語芸術協会の三遊亭小遊三副会長らに加え、ゲストで毒蝮三太夫も参加、お祝いムードを盛り上げる。

 「桂文治」は江戸後期から続き、上方で活躍した初代は職業落語家の先駆けとされる。

 新・文治は大分県出身。先代文治に入門し、99年に真打ちに。04年に先代が亡くなり、昨年、名前を継ぐことが決まった。

 襲名披露興行は約2カ月にわたり都内の寄席で催される。