元光ＧＥＮＪＩ諸星和己（３６）が「マッスルミュージカル」に参戦することが２日、分かった。４月２９日に東京・渋谷マッスルシアターで幕を開けるＧＷ公演「Ｖｏｙａｇｅ～旅立ち」で、世界的デザイナーのコシノジュンコさん（６８）も衣装担当で参加する。

　８０、９０年代にローラースケートで疾走するパフォーマンスでトップアイドルだった諸星が、封印しかけたローラースケートでステージに帰ってくる。諸星は昨年春と秋に放送されたＴＢＳ「スポーツマンＮＯ・１決定戦」に参加。モンスターＢＯＸで１６段跳びに成功するなど身体能力の高さをみせたところ、樋口潮プロデューサーの目に留まった。「今回はストーリー性のある舞台で、その中で彼のキャラクターと、スターのオーラが必要だった」。

　諸星も快諾した。「トップアスリートの人とやるのは不安だけど、そこで何ができるのか試したかったし、新しいものに挑戦したかった。今回のタイトルにあるように、自分の旅立ちという面もあるし、見た人に何かメッセージを伝えられたら」と意欲を見せる。ラスベガスでセリーヌ・ディオン公演などを手掛けたブライアン・バークが演出するが「彼にスターらしい存在感を感じた。スケート能力を生かしながら、新しい趣向にも挑戦させたい」。

　諸星は「ローラースケートは自分の中では昔のことで、もう履きたくないという時期もあった。でも履くことで喜んでくれる人がいるなら、アリババじゃないとだめだよね。財宝を隠しておくのはもったいないよ」。「マッスル―」は米ラスベガスで一昨年と昨年の２回公演を行ったが、今年は初の全米ツアーの計画もある。「チャンスがあれば、ツアーに参加したい。ローラースケートでモンスターＢＯＸに跳ぶプランもあるよ」。チャレンジャーとして「マッスル―」を盛り上げる。