歌手後藤真希(25)が22日、年内いっぱいで芸能活動を休止することを公式ホームページで発表した。99年にアイドルグループのモーニング娘。の大型新人メンバーとしてデビューし、人気を得た。近年はソロ活動を続けていたが、昨年1月に最愛の母時子さん(享年55)を転落死で亡くした。精神的な傷がなかなか癒えなかったことも要因の1つとみられる。芸能界から身を引くことで、新たな人生を歩みたいと説明した。

 ゴマキではない、後藤真希という普通の自分に戻ってみたい-。

 後藤が、芸能界を去ることを決意した。自筆のメッセージで、丁寧に心境をつづった。最大の理由は、やはり1年半前の、母の転落死だった。一緒に都内の自宅にいながら、止められなかった不慮の事故。人生で最も悲しんだあの日から、1度は持ち直して再出発した。ファンやスタッフらへ感謝する日々だったが、同時にゴマキの一番のファンで、精神的支柱だった母を失った喪失感に悩まされる毎日だったと明かした。

 喜ぶ母の姿が見たい一心で、13歳から芸能活動に励んできた。懸命に楽曲制作して、ライブに取り組んだが、心の穴は埋められなかった。3月にマネジャーに「芸能界を離れて、人生を考え直したい」と相談し、年内限りで芸能界から身を引くことを決めた。夏フェスの出演をへて、秋に集大成となるアルバムを制作。12月にお別れソロコンサートをして、表舞台を降りる。

 99年9月に、モーニング娘。最大のヒット曲「LOVEマシーン」のセンターポジションで衝撃的デビューを果たし、一躍国民的アイドルになった。華やかなスター街道を歩き続けるはずが、07年10月に弟の逮捕で活動を自粛するなど、山あり谷ありの13年間だった。

 今は後藤本人にも、将来については分からない。引退の2文字は使わずに活動休止とした。