日本(渡部善斗、永井秀昭、山元豪、渡部暁斗)は4位に終わった。2連覇を達成した1994年リレハンメル五輪以来、24年ぶりの団体の表彰台を狙ったが、届かなかった。

 複合ノーマルヒルでの銀メダル1個に終わった渡部暁斗は「もしかしたら、オーストリアの選手が落ちてくるのではないかと思って、あきらめず前を追うことだけ考え、前を向いて走った。結構な大口をたたいて金メダルを取ると言ってきたけど銀メダル1個に終わって、(メダルは)うれしいことではあるけど、自分の求めた結果にならなかった。4年かけてあまり変わらなかったなんだな、という気持ちが残っている」と肩を落とした。

 日本は、前半飛躍で山元が132・5メートル、個人ノーマルヒル銀メダルの渡部暁は137・5メートルを飛ぶなど合計455・3点で3位につけた。

 後半距離(20キロ)は469・5点でトップに立ったオーストリアが首位。2位ドイツが首位と6秒差、3位の日本は19秒差でスタートした。日本は1走の渡部善斗が1つ順位を落として4位、2走の永井秀昭も4位、山元豪は一時2位集団につけたが、途中から集団から後退していった。3位ノルウェーに約1分の差をつけられ、アンカー渡部暁斗にリレー。渡部暁も必死に前を追ったが、表彰台はならなかった。

 金メダルはドイツ、銀メダルはノルウェー、銅メダルはオーストリアとなった。