準優勝に終わった深谷知広(25=愛知)にとって完全復活を予感させた4日間だった。決勝は金子幸央相手に強引に4番手を奪取。最終ホームからのロングまくりで2着に粘り込んだ。「力を出し切ったので。あとは展開ですね。手応えはつかめたので良かった」と表情は明るかった。

 今回は高知G3と違う新フレームを投入。ギアやセッティングもかみ合った。「やっと、ちょっと戦えるというか、若干、みんなと同じ位置に来られたかな」。次戦は防府の共同通信社杯(G2)。「今回と同じ自転車で行く予定。33バンクなので若干セッティングをいじってみます」と前向きなコメントを残して競輪場を後にした。