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ジャパンインターナショナル ボートショー2008in横浜


 国内最大の総合マリンショー「ジャパンインターナショナルボートショー2008in横浜」(社団法人日本舟艇工業会主催)が9日(日)まで、横浜市のパシフィコ横浜で開催される。横浜での開催は昨年に続き2回目。今年は会場を7つのエリアに分け、全長3メートルのミニボートから29メートルの大型ワンオフボートまで大小さまざまなプレジャーボートが展示されるほか、水上バイク、関連用品の展示、乗船体験イベント、プロ選手が参加するイベント見学など多くのアトラクションが用意されている。

昨年も多くのファンが詰めかけた
昨年も多くのファンが詰めかけた

 会場はパシフィコ横浜、フローティング会場、帆船日本丸地区、臨港パーク一帯、ぷかりさん橋、桜木町駅前プラザ、中古艇会場の7つに分けられ、すべてを回るとさながら7つの海を巡るミニ航海気分だ。

 

 主会場となるパシフィコ横浜(ホールA、B、C)には約200隻、フローティング会場には約30隻の新型艇や人気艇が展示される。

 

 帆船日本丸の周辺ではミニボート体験乗船、小型ボートでのミニクルーズ、ボート免許実技艇操船体験などが実施されるほか、ボートショーのチケットで帆船日本丸マリタイムミュージアムも入場できる。

 

 ぷかりさん橋では、普段はめったにお目にかかれない全長約24メートルのマキシボートと約32メートルの大型帆船ドーントレッダー、そして海上保安庁消防艇が特別公開されるほか、横浜市広報船「はまどり」に乗って横浜港を海から眺めるクルージーングが実施される(無料、事前申し込みが必要)。

 

 臨港パーク前の海面では水上オートバイのフリースタイル演技やレスキュー活動のデモンストレーション、海のF1と呼ばれるF3000(大型パワーボート)の走行シーン、ヨットレースなどが行われボートショーの雰囲気を盛り立てる(見学無料)。そのほか、中古艇会場、桜木町駅前プラザでもボートショー関連イベントが開催される。

 

 なお、パシフィコ横浜、フローティング会場、帆船日本丸を巡るスタンプラリーも実施され、3会場でスタンプを押せば、もれなくマリングッズがゲットできる。


日本丸エリアでも体験乗船を実施
日本丸エリアでも体験乗船を実施

 主会場のパシフィコ横浜ではボート、ヨットの展示のほか、特設コーナーやステージを設け、海に親しむためのさまざまな方法をプレゼンテーションする。ボートフィッシングコーナーでは釣りの装備を施したボート4隻を中心に周辺機器、部品、用品、ウエア、書籍などを集め、相談コーナーも設置する。ヨットコーナーはレース艇からクルージング艇までを並べ、海へあこがれを持つ層にアピールする。

 

 ボート免許不要、船検不要のボートを集めたスモールボートコーナー(含むカヌー)では手軽に始められるマリンの世界を展示。また、特設プールを使うキッズマリーナでは1人乗り小型ヨットやカヌーの乗船、ラジコンボートの体験、木片ボートの彩色などができる。

 

 主催者コーナーではハンドメイドによる木造船、人力で浮き上がるハイテクボート、日本のマリンシーンを築いてきた歴史的な名品などを展示し、日本のマリンレジャー産業界の文化的な側面を紹介する。

 

 また、特設ステージでは4日間で20イベントが開催される。航海計器の使い方、アメリカズカップ裏話、世界一周ヨットレース参戦秘話、海と環境に関するトークショー、チャリティオークションなどのイベントがあふれている。


ヤマハのニューモデル「イグザルト45コンバーチブル」
ヤマハのニューモデル「イグザルト45コンバーチブル」

 フローティング会場(海上展示)でひときわ、目を引きそうなのがヤマハのニューモデル「イグザルト45コンバーチブル」(全長約15メートル)。外洋でのカジキ釣りを中心としたビッグゲーム・フィッシングに対応する走行性能と、豊かな居住空間をあわせ持つタイプの船だ。ここ数年、全長10メートル以上の大型艇の売り上げが堅調なボート業界だが、大型艇の主要購買層をターゲットに内装材にローズウッドなどを使用し、さらに高級志向を追求した。

 

 一方、トヨタは「PONAM-45」(同約15メートル)、ニッサンは「N34コンバーチブル」(同約11メートル)、ヤンマー「Azul415コンバーチブル」(同約12メートル)などの大型艇を展示。輸入艇ではスナガボートの「IVERTON 39M」(同約13メートル)ファーストマリンの「スィフトトローラー42」(同約13メートル)などが展示される。


光電製作所の小型カラー魚群探知機「CVS-126」
光電製作所の小型カラー魚群探知機「CVS-126」

 航海計器はどんどん進化しているが、ボートショーではその新製品がチェックできる。

 

 古野電気は新製品「NavNet3D」をボートショー会場で発表する。これはレーダー、GPS、魚探などの各センサーをネットワーク化した製品で、各センサーごとに最新のテクノロジーを採用。GPSプロッタのディスプレイは3次元画像が映し出され、まるで最新のカーナビを見ているような感覚だ。

 

 光電製作所は小型カラー魚群探知機「CVS-126」を発表。従来の魚群や魚をキャッチするとアラーム音がなる機能に加え、海底と魚群をイメージできるサウンド機能(ソナトーン)を搭載。魚探から離れて作業しているときに便利な機能だ。また、デジタル受信処理により浅場での高分解能力と深場での高感度を両立、クリアで分かりやすい映像に仕上げている。

 

 水上オートバイの全ブランドを一挙に見ることができるのもボートショーの特徴だ。今年は水上オートバイコーナーが設けられ、ジェットスキーのカワサキ、SEADOOのBRDジャパン、マリンジェットのヤマハがそれぞれほぼフルラインナップで出展する。

 

 マリン用ディーゼルエンジンを製造、販売するヤンマーは、ディーゼルエンジンの特徴をアピールするという視点で出展。釣りに便利なトローリング機能などの紹介も行う。一方、ボルボペンタは操船をしやすくするシステムIPSをセットしたエンジン類を展示する。IPSは湊から船を出し入れする際に特長を発揮し、今、世界的な人気商品となっているという。

 

 大型艇に負けずと元気なのがボート免許不要、船検不要の全長3メートルからのスモールボート群。手軽にマリンの世界に入れる入門艇は安定した人気がある。アキレス、ジョイクラフトはインフレタブルボート(ゴムボート)のほとんどのラインナップを展示し、ユニークなところではスナガボートが湖などでレンタルボートとして使用されることの多い「SJー3」を出展する。

 

 船外機の世界シェアは日本製が6割を占めると言われている。耐久力、低燃費、静ひつ性にすぐれ、世界中のマリンシーンで活躍している。そんな世界に誇る日本の船外機が一堂に会するのもボートショーならでは。ヤマハ、ホンダ、スズキ、トーハツ、ニッサンなどのブランドが、ほぼフルラインアップで展示され、各社が技術的な特長をアピールする。また、ホンダは6日、ボートショー会場で船外機の新製品を発表する予定。

 

[2008年3月5日付 紙面から]

【 ジャパンインターナショナルボートショー2008イン横浜 】

◆日時:3月6日(木)~9日(日)午前10時~午後6時(9日は午後5時閉場)

◆会場:パシフィコ横浜展示ホールA・B・C・D、パシフィコ横浜地区特設桟橋、日本丸メモリアルパーク地域

  (みなとみらい線「みなとみらい駅」徒歩3分、JR・市営地下鉄「桜木町駅」徒歩12分)

◆入場料:一般・1000円(高校生以上)※中学生以下無料

◆問い合わせ:ジャパンインターナショナルボートショー2008運営デスク

  (電話045・681・2353 http://www.marine-jbja.or.jp)



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