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自分をもう少し大事にしてもいい。
記者になって10年。いつも時間に追われる日々だった。区切りの年、そんな時に出張先で出会ったカシオ「オシアナスOCW-T750」。スポーティーなのに、クラシックな質感を併せ持つ。左右非対称のボディーに、派手すぎず高級感漂うフェイスデザイン。世界を飛び回る記者なら、どこに行っても自動に時刻修正してくれる電波時計がいい。頑張った自分へのご褒美(ほうび)。過去と決別することなく、新たなステージへいざなってくれる。
手首を伝う新しいぬくもり

- スポーティーさとエレガンスさを併せ持つ「オシアナスOCW-T750」
スーツケースを転がす音に娘の足音が近づいてくる。3週間の札幌取材から戻れば、寒さと時間に急き立てられた日々が溶かされていく。台所から出てきた妻の第一声は「それ、どうしたの?」。いつもと違う左腕の深い色を、見逃すはずがない。少し大げさに娘に「オシアナスOCW-T750」をちらつかせて見せる。極端なリアクションはもらえない。妻も同じだった。
記者になって10年が経つ。妻と出会って8年。結婚前にもらった時計の針は、いつも10分早めていた。内容ある原稿を書いても、締め切り時間を守れなければ上司のストレスの標的だ。国内ならまだしも、海外取材でエコノミーシートに座れば、時差に合わせてネジを回すのがクセだった。そして10分早めた。本当の時間を知る必要などない。デスクの怒りを極力避ける避雷針が必要だった。
ホテルロビーで、同行のカメラマンを待っていた。時計店がある。きらびやかな高級時計の数々が並ぶ。小さな値札を見れば、手は届かない。フロントに戻ろうとしたときだった。深い光が目に飛び込んできた。黒の文字盤と蒼(あお)いロゴ、シルバーのメタルバンドとのコントラストがいい。近寄って見れば、派手すぎない高級感がありながらスリムなフォルムに左右非対称の珍しいデザイン。ボタンガードにはスポーティーさがにじみ出る。ワイドな文字盤は時間に追われていても、きっと見やすい。カジュアルにもフォーマルにもはまる。遅れてきたカメラマンが背中から肩をたたいた。「いいだろ、あれ」。10万円を切っている。一瞬の出会いにも、迷いはなかった。
妻からもらった時計をポケットに入れながら、少し罪悪感がよぎった。だが取材現場で左腕の文字盤を見れば、深く息を吐いた時のような穏やかな気持ちに誘われた。来年には海外取材が待っている。「マルチバンド6」機能は日本、米国、イギリス、ドイツ、中国の世界6局の標準電波に対応し、自動で時刻を修正する。無駄な動きは必要ない。雪にさらされた札幌でも、新しいぬくもりが左手首を伝う。分針を10分早めることさえ、忘れていた。
取材対象の選手も、練習の合間に人懐っこい笑顔で寄ってくる。「それ、どうしたんすか」。スポーティーさとエレガンスさを持ち合わせたデザインを誇らしげに見せつければ、「アナログなのにストップウオッチも付いてる。ちょっと計ってくださいよ」と走り始めた。1/100秒まで逃さない。他紙の記者もラップを待つ。カジュアルな服装で立ったグラウンドでも、重厚な光沢に背伸びはなかった。
それ、いいね。結婚前には似合わなかったかも。

- 正確に時を刻む電波時計は大切な仕事のツールでもある
帰宅した自宅で、スーツを脱ぎながら「オシアナスOCW-T750」を置く。妻がそっと手に取った。少しイタズラっぽい表情で押し返してきた。「そんなに高くないよ。それに、君からもらった時計、もう7年してるし、タイプも違う。2つ持っててもいいだろ」。スーツだって3年買っていないし、大人の男ならオシャレぐらいする―。必死になっている自分が、少し小さく思えた。
妻の誕生日、同僚にひんしゅくを買いながら有給休暇を取った。家族と久しぶりの外食に出る。少しだけ背伸びした赤ワインで乾杯した。照明を落とした店内でもオシアナス・ブルーが上質に発光する。「それ、いいね」。外して見せると「この黒い文字盤は結婚前には似合わなかったかも。左右の違うデザインも着こなせなかったでしょ。ワインと一緒ね。熟成されたほうが、深みや味わいが出るのね」。感情は人からの贈り物だけに宿るわけじゃない。特別な時を表示する文字盤の上を、秒針が静かに優しく通り抜けていった。私に、大事なもう1本が加わった。






