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2009年ツアー・オブ・カタール

2月1〜6日 カタール アジア・コンチネンタルサーキット(UCI 2.1)
6日間のステージレース(第5Sは中止)
・第1S(1日、チームタイムトライアル=6km)

エキップアサダは29秒遅れ17位

 日本から参加しているEQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン(エキップアサダ)はトップから29秒遅れの7分3秒でゴールし、17チーム中17位に終わった。

 チームトライアルのライン走行に課題を残す結果となったが、水谷壮宏監督(35)は「初めてのチームトライアルの割には、うまく走れたと思う。小さな失敗があったが、改善できる部分が多かったので、今後のレースに向けて準備し、勝利を狙いたい」と、ステージ優勝へ向けて気持ちを入れ替えて2日以降のレースに臨む構えだ。

 優勝はガーミン・スリップストリーム(米国)で、この大会で2度優勝しているトム・ボーネン(28=ベルギー)率いるクイックステップ(ベルギー)は、1秒遅れの2位だった。(Cyclisme Japon/Chiho)

チームタイムトライアルでペルシャ湾沿いを走るエキップアサダチーム(Photo:Cyclisme Japon/Chiho)
チームタイムトライアルでペルシャ湾沿いを走るエキップアサダチーム(Photo:Cyclisme Japon/Chiho)

(1)ガーミン・スリップストリーム(米国)
(2)クイックステップ(ベルギー)
(3)カチューシャ(ロシア)

(10)スキル・シマノ(オランダ)
(17)EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン(日本)

<総合1位>ブラッドリー・ウィギンス(英=ガーミン・スリップストリーム)

・第2S(2日、カリフィアスタジアム〜アルホール・コルニッシュ 136.5km)

ハモンドが逃げ切る

 強風の中で行われた第2Sは、昨年の覇者トム・ボーネン(28、ベルギー=クイックステップ)やサーヴェロ勢など14人が先頭グループを形成。ゴール前3キロで、ロジャー・ハモンド(35、英=サーヴェロ) がアタックしてそのまま逃げ切り優勝した。ボーネンは4位。

 エキップアサダは、第2グループにミカエル・ダミアン(22、仏)が入って先頭を追ったが、風向きが変わった時点でのポジションが悪く、ラスト15キロで遅れ、7分11秒遅れの第3集団でゴール。順位は51位だった。

 水谷壮宏監督(35)は「チームとしてはそれなりに走れて、感じとしては良かった。エースの都貴とパクが遅れた時には驚いて心配したけれど、代わりにミカエルが頑張ってくれて、強豪勢の中であそこまで走れたことは本当に評価している。今年初めての横風レースだったから、失敗も多かった。都貴もパクも横風での集団走行に不慣れなだけで、改善の余地は十分ある。今日犯した失敗は繰り返さないだろうから、明日以降が楽しみ」と話した。(Cyclisme Japon/Chiho)

ゴールまであと50km地点と迫ったエキップアサダの菊池、岡崎、ポンを含む集団(Photo:Cyclisme Japon/Chiho)
ゴールまであと50km地点と迫ったエキップアサダの菊池、岡崎、ポンを含む集団(Photo:Cyclisme Japon/Chiho)

(1)ロジャー・ハモンド(サーヴェロ)
(2)ダニロ・ナポリターノ(カチューシャ)
(3)ハインリッヒ・ハウッスラー(サーヴェロ)

(51)ミカエル・ダミアン(エキップアサダ)
(93)ソウ・ジュニヨン(エキップアサダ)
(96)菊池誠晃(エキップアサダ)
(112)岡崎和也(エキップアサダ)
(117)ギヨーム・ポン(エキップアサダ)
(125)中島康晴(エキップアサダ)
(129)パク・ソンベク(エキップアサダ)
(130)清水都貴(エキップアサダ)

<総合1位>ロジャー・ハモンド(英=サーヴェロ)

・第3S(3日、アル・ズバラー〜ドーハ・ゴルフクラブ 140.5km)

ボーネンがゴールスプリント制し総合首位

 リーダージャージのロジャー・ハモンドを擁するサーヴェロが、先頭グループに全メンバーを入れる完ぺきな走りを見せたが、優勝候補のトム・ボーネン(28、ベルギー=クイックステップ)がゴールスプリントを制してこのレース通算15勝目を挙げ、総合トップに立った。

 エキップアサダは、レース中盤にミカエル・ダミアン(22、仏)が集団からアタックして第2グループ3人の逃げに入ったが、有力選手の追走に吸収され結局、岡崎和也(36)とともに7分36秒遅れの第4集団でゴールし、75位に終わった。

 水谷壮宏監督(35)は「トップ集団に残れず苦戦した。トップ集団には残せなかったが、チームがまとまって前のグループに終えたのを評価している」と手応えを感じている様子だった。(Cyclisme Japon/Chiho)

集団を追うエキップアサダのソウ・ジュニヨン(向こう側)(Photo:Cyclisme Japon/Chiho)
集団を追うエキップアサダのソウ・ジュニヨン(向こう側)(Photo:Cyclisme Japon/Chiho)

(1)トム・ボーネン(クイックステップ)
(2)ダニロ・ナポリターノ(カチューシャ)
(3)ルゲン・ルーランズ(シランス・ロット)

(75)ミカエル・ダミアン(エキップアサダ)
(87)岡崎和也(エキップアサダ)
(102)中島康晴(エキップアサダ)
(112)ソウ・ジュニヨン(エキップアサダ)
(131)菊池誠晃(エキップアサダ)
(132)清水都貴(エキップアサダ)
(134)パク・ソンベク(エキップアサダ)

<総合1位>ロジャー・ハモンド(英=サーヴェロ)

・第4S(4日、ドーハ・オールド・スーク〜マディナ・アル・シャマル 141km)

カヴェンディッシュが初勝利

 向かい風の中、数々のアタックが繰り広げられ、37キロ地点で7人の逃げが決まったものの、最後は有力チームがスプリント勝負に持ち込み、マーク・カヴェンディッシュ(23、英=コロンビア・ハイロード)がこのレースでの初勝利を挙げた。

 エキップアサダは、水谷壮宏監督(35)が「4日目にして、チームワークが出来たように感じている」と振り返ったように、横風区間で第2集団に入った清水都貴(27)がその後に後退してしまうが、後方からギヨーム・ポン(29、仏)が追いつき、2人はトップから2分17秒差でゴールした。

 なお、エキップアサダのパク・ソンベク(23、韓国)は113キロ地点の中間スプリント地点手前で落車に巻き込まれて転倒し、リタイヤとなった。(Cyclisme Japon/Chiho)

攻撃を開始したクイックステップ(中央)(Photo:Cyclisme Japon/Chiho)
攻撃を開始したクイックステップ(中央)(Photo:Cyclisme Japon/Chiho)

(1)マーク・カヴェンディッシュ(コロンビア・ハイロード)
(2)ハインリッヒ・ハウッスラー(サーヴェロ)
(3)トム・ボーネン(クイックステップ)

(68)清水都貴(エキップアサダ)
(69)ギヨーム・ポン(エキップアサダ)
(82)ミカエル・ダミアン(エキップアサダ)
(88)中島康晴(エキップアサダ)
(89)岡崎和也(エキップアサダ)
(91)菊池誠晃(エキップアサダ)
(97)ソウ・ジュニヨン(エキップアサダ)
リタイア パク・ソンベクク(エキップアサダ)

<総合1位>トム・ボーネン(ベルギー=クイックステップ)

・第5S(5日、キャメルレーストラック〜カタール・フォンダシヨン)

第5S当日の朝、選手急死でレース中止

 5日未明、トップスポート・フラーンデレンの21歳、フレデリック・ノルフさん(ベルギー)が、ベットの上で死亡している姿で発見された。このためレースは中止となり、スタート地点からゴールまで約45キロほど選手たちは喪章をつけてパレード走行をした。

 夜6時からはノルフさんを偲ぶセレモニーがホテルで行われ、選手、関係者全員が参加。彼が愛用していた自転車とジャージの前には、笑顔の彼の写真が飾られ、各チーム代表選手と監督がジャージと花を捧げ、彼の冥福を祈った。(Cyclisme Japon/Chiho)

喪章をつけて走り、集団でゴールした選手たち(Photo:Cyclisme Japon/Chiho)
喪章をつけて走り、集団でゴールした選手たち(Photo:Cyclisme Japon/Chiho)

・第6S(6日、シーライン ビーチ リゾート〜ドーハ・コルニッシュ 121km)

カヴェンディッシュ制すも、ボーネンが3度目の優勝

 今までの突風が嘘のように止み、熱い日差しの中行われた第6Sは、集団ゴールスプリントを制したマーク・カヴェンディッシュ(23、英=コロンビア・ハイロード)が今大会2勝目を挙げた。総合トップはトム・ボーネン(28、ベルギー=クイックステップ)が守りきり、このレース3度目となる総合優勝に輝いた。

 日本から参戦していたエキップアサダは、ゴールスプリントに絡むなど善戦。清水都貴(27)がトップ集団と同タイムの17位でゴールした。また、菊池誠晃(22)は前半で逃げを決めるなど果敢な走りを見せた。水谷壮宏監督(35)は「今日は積極的にレース後半を集団コントロールして、周回コースでチームをアピールすることができた。結果は残せなかったけれど、次のレースにつながる走りができた」と、次戦(ツール・ド・ランカウイ、2月9〜15日)に期待を寄せていた。(Cyclisme Japon/Chiho)

先頭を追い、集団からアタックをかけた菊池(エキップアサダ=手前)(Photo:Cyclisme Japon/Chiho)
先頭を追い、集団からアタックをかけた菊池(エキップアサダ=手前)(Photo:Cyclisme Japon/Chiho)

(1)マーク・カヴェンディッシュ(コロンビア・ハイロード)
(2)ロベルト・フェルスター(ミルラム)
(3)ハインリッヒ・ハウッスラー(サーヴェロ)

(17)清水都貴(エキップアサダ)
(24)中島康晴(エキップアサダ)
(30)ソウ・ジュニヨン(エキップアサダ)
(58)ミカエル・ダミアン(エキップアサダ)
(67)ギヨーム・ポン(エキップアサダ)
(99)岡崎和也(エキップアサダ)
リタイア 菊池誠晃(エキップアサダ)

<総合1位>トム・ボーネン(ベルギー=クイックステップ)

2位 ハインリッヒ・ハウッスラー(サーヴェロ)
3位 ロジャー・ハモンド(サーヴェロ)
4位 ダニエル・ロイド(サーヴェロ)
5位 アンドレアス・クリアー(サーヴェロ)

70位 ミカエル・ダミアン(エキップアサダ)
94位 ソウ・ジュニヨン(エキップアサダ)
96位 清水都貴(エキップアサダ)
97位 ギヨーム・ポン(エキップアサダ)
104位 岡崎和也(エキップアサダ)
111位 中島康晴(エキップアサダ)



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