2009年ツール・ド・リムザン
| 8月18~21日 | フランス | UCI 1.2 |
| 4日間のステージレース | ||
| ・第1S(18日、159.6km) | ||
宮沢崇史最後の上りで遅れ79位この4日間で一番短いリモージュ~ウセル間の159・6キロで行われた第1ステージは集団スプリント勝負となり、ゴール前100メートルを切って早くもアシストをしたチームメートが両手を上げて喜ぶほどの完ぺきなスプリントでボルト・ボジッチ(スロベニア=バカンソレイユ)が勝利した。EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインは、グレゴール・ガズボダとギヨーム・ポンが集団でゴールとなった。総合では19秒遅れでガズボダが33位、ポンが51位。最後の上りで遅れた宮沢崇史は3分20秒遅れの79位、メカトラブルに遭った福島晋一は12分41秒遅れの115位だった。 17チームのうちプロツアーチームがほぼ半数の8チームも出場し、トマ・ボクレールやピエリック・フェドリゴ(ともにBboxブイグテレコム)、ブリース・フェイユー(アグリテュベル)ルイスレオン・サンチェス(ケスデパーニュ)などツール・ド・フランスでステージ優勝した選手が顔をそろえた。例年以上に強豪メンバーが参加しており、今年の大会は一層厳しさを増している。 スタート時は曇りで気温も24度と涼しい。ステージ優勝狙いのEQA・梅丹本舗・グラファイトデザインは、積極的にレースをすることを目標にメンバーが動く。レースは序盤からハイスピードで進み、いくつかの逃げが形成されるも、なかなか決定的にはならず。50キロ地点を過ぎたあたりで、16人ほどの逃げができ、そこに福島晋一とギヨーム・ポンが入った。 後続から数選手が追いついて30人ほどのグループになり、この逃げが決まるかと思われたが、アグリチュベルが集団のペースをあげ、1分近くあった差を縮め再び集団となった。そのあと、すぐに最初のカテゴリー1級の上りに入ると2人が飛び出し、ポンが4番手、福島が6番手で通過した。 このころには暑い日差しが照りつけ、気温も一気にあがる。先頭2人と集団は1分30秒ほど差が開いていたが、「今年一番上りが楽に上れた」と言う好調の福島は、果敢にもここで単独アタックを試み先頭を追った。この動きに、逃げを得意とするサミュエル・デュムラン(コフィディス)も加わり、2人で前を追う。しかし、2つ目の上りに入ったところで、福島は不運にもメカトラブルに見舞われ、タイムロスを余儀なくされてしまう。代車に乗り換え集団にはなんとか復帰したものの、調子よく逃げていただけに大きな痛手となった。 その後、レース中盤から後半にかけて集団はペースアップし、集団の人数も少なくなっていく。EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインは、宮沢崇史、グレゴール・ガズボダ、ポンの3人がメイン集団に残りゴールを目指した。だが、ラスト10キロ手前にある最後の上りでスプリンターの宮沢が遅れてしまい、ゴールスプリントには絡めず。ポンとガズボダは、メーン集団でゴールとなった。ポンは逃げに乗るなどいい走りをしており、ほかの選手たちも調子は上がっている。19日以降ステージ優勝を狙って、責める走りが期待できそうだ。(Cyclisme Japon/Chiho) |
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| ・第2S(19日、181.6km) | ||
宮沢崇史ラスト直線で失速17位エイムティエー~フルタン間で行われた第2ステージは、レース中盤から逃げていたアントニー・シャルトー(フランス=ケースデパーニュ)がラスト500メートルで捕まって集団スプリントとなり、サミュエル・デュムラン(28、フランス=コフィディス)が勝利し、総合もボルト・ボジッチ(スロベニア=バカンソレイユ)を1秒上回りトップに立った。EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインの宮沢崇史(31)はラストの直線で失速し17位でゴールした。総合では3分21秒遅れの78位。同チームの総合最高位はグレゴール・ガズボダの25秒遅れの34位となった。 気温35度の灼熱の太陽が照りつける中のスタートとなった第2ステージは、スタートからアタック合戦になり、最初の1時間はハイペースで進む。20人ほどの逃げにEQA・梅丹本舗・グラファイトデザインからはパク・ソンベクが入り、1分ほど差を広げチームとしてはいい形となったが、コフィディスとフランセーズデジュが集団のペースを上げ、この逃げは吸収されてしまう。 その後、シャルトーとジョナタン・ティール(オーベール93)が逃げを決め、集団はスローペースとなる。この日も絶えずアップダウンのコースで、暑さのため選手たちのボトル消費量も半端ではない。 2人の逃げは、最高4分20秒まで開いた。レース後半になるとスプリント勝負に持ち込みたい集団は、ペースアップし2人を追う。しかし、ラスト20キロの最後の上りで先頭のシャルトーが独走態勢となると縮まっていた集団との差が再び広がり、終盤さらに集団はペースアップした。上りでスプリントを狙うパク・ソンベクも遅れそうになるが、福島晋一のアシストで何とかペースを保ち、メーン集団にとどまった。 EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインとしては、宮沢かパクで集団スプリントを狙いたかったが、ラスト1キロで上りがあり、ここでパクが脱落してしまう。ポジションは良かった宮沢だが、ラストの直線でほかのチームの選手と競り合い失速し集団に埋もれてしまったため、残念ながらスプリントに絡むことはできず、17位でのゴールとなった。 EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインのグレゴール・ガズボダとギヨーム・ポンもこの日、5秒差がついたが、総合は25秒差でまだ狙えるポジションにいる。2人とも調子は良く、20日は総合を狙う選手たちが大きく動いてくることが予想されるため、積極的に逃げに乗って総合でのジャンプアップを狙いたいところだ。 宮澤崇史 ラスト5~2キロくらいまではいいポジションにいて、絶好のチャンスだと思っていた。しかし、ラスト1キロを切って下りの後の最終コーナーで、同じように横から行こうとしたベソンショッスールの選手がぶつかって来て勢いが止まってしまった。調子はいいので、明日は頑張ります。(Cyclisme Japon/Chiho) |
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| ・第3S (20日、189.6km) | ||
宮沢逃げに乗るも吸収され82位サン・マルタン・ド・ジュサック~サン・ジュニアン間の189・6キロで行われ、73キロ地点で集団からアタックしたケースデパーニュのダビ・アロヨ(29=スペイン)とマチュー・ペルジェ(25=フランス)が2人で100キロ以上逃げきり、追走グループを29秒離してゴールした。2人は手をつなぎゴールしたが、アロヨがトップで入るも動けないほど疲労困ぱいし、レースの厳しさを物語った。2位に入ったペルジェが総合トップに立ち、リーダージャージを獲得した。EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインの宮沢崇史(31)は一時、逃げに乗るものの吸収され、1分56秒遅れの集団でのゴールで82位。総合では5分9秒遅れの75位となった。 昨日ほど暑くはないが、この日も気温32度の快晴の中スタートとなった。0キロ地点から激しいアタック合戦が繰り広げられ、EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインのミカエル・ダミアンが入るがすぐに捕まってしまう。その後逃げができるたびに、福島晋一やギヨーム・ポンが入りEQA・梅丹本舗・グラファイトデザインは攻める走りを見せた。 しかし、リーダージャージのサミュエル・デュムラン擁するコフィディスや総合上位のサーベロが追って逃げは決まらず。40キロ地点を過ぎたところで、8人の逃げが決まりそこに宮沢が入った。追走で数人が追いつき、この先頭グループは17人と大きくなる。メンバーも良く、「みんな全開で回っていたし、自分もチャンスだと思って必死に走った」と宮沢が言うほど、軽快に走り集団との差を40秒以上広げていく。 しかし、サーベロが逃げを容認せず集団を引いてスピードアップし、20キロほど続いたこの逃げは最初の上り手前で捕まってしまった。 その後、集団からケースデパーニュの2人が飛び出したが、最終的に捕まえられるだろうと集団はこの逃げを見逃すこととなった。2人と集団との差は3分25秒ほど開き、コフィディスやほかのチームが集団をコントロールし後半タイム差を縮めにかかる。しかし、思ったように差が縮まらず。ラスト40キロほどで集団から13人が飛び出し、2分遅れで先頭を追った。 EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインのメンバーは集団に残り、ラスト18キロにあるカテゴリー2級の最後の上りに挑む。先頭とは4分差ほどあったが、リーダージャージのデュムランが総合トップの意地を見せ、集団のペースを上げてこの上りを上る。増田成幸や宮沢なども軽快に集団前方で上り、ゴールに向けて集団はさらにペースアップした。EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインからは福島が先頭交代に加わり逃げを追ったが、ギヨーム・ポン、グレゴール・ガズボダ、増田、宮沢が1分56秒遅れの集団でのゴールとなった。 浅田監督 前半2時間は水も飲めないぐらい激しいレース展開の中、各選手逃げに乗るために良く動いたが、残念がら成功しなかった。その後、レース中盤にケースデパーニュの2人が飛び出してからは、リーダーチームおよびBboxブイグテレコムなどの主力チームにコントロールを任せていたが、気がつくと全チームが失敗していた。ギヨーム・ポンとグレゴール・ガズボダが先頭に追いつくべく、最後の追撃集団に乗ろうとするがタイミングが合わず、13人の追撃を見送ってしまった。このポイントが一番の失敗だが、結局レースは先行した2人の力に完敗した結果となった。初日に比べ動けてきているものの、勝負には絡めていない。明日の最終日は、残った6人全員でレース展開に参加しベストを尽くす。(Cyclisme Japon/Chiho) |
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| ・第4S (21日、180.1km) | ||
福島、スプリント勝負も18位シャルス~リモージュ間180・1キロで行われた最終第4ステージは、7人の逃げグループができたが、集団はケースデパーニュがコントロールして終盤に逃げを捕まえ、60人ほどの集団スプリントでロマン・フェイユー(25、フランス=アグリチュベル)が、ステージ優勝を挙げた。ロマンは、ツール・ド・フランスでステージ優勝したブリース・フェイユーの兄。総合はマチュー・ペルジェ(ケースデパーニュ)が守り抜き、プロ初勝利を飾った。 EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインは福島晋一にスプリントを託したが、勝負には絡めず18位に終わった。総合ではギヨーム・ポンが37位、宮沢崇史が74位、福島は84位、増田成幸は90位、ミカエル・ダミアンは96位と厳しい結果となった。 最終日は、曇り空で気温も今までより10度ほど違って涼しい。0キロ地点からアタック合戦となり逃げグループができるも、リーダージャージ擁するケースデパーニュが集団をコントロールしてなかなか決まらず。たび重なるアタックで集団のスピードは上がったまま、最終日も厳しいレースとなった。7人の逃げが決まると集団は差を2分20秒くらいまで広げるが、ケースデパーニュがコントロールしそれ以上は広がなかった。 後半1分40秒に縮め、そのまま12キロの上りを含んだ周回コースへ入った。ここを5周してゴールとなる。EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインのギヨーム・ポンは集団の前方で上り、この日も調子が良い。EQA・梅丹本舗・グラファイトデザインは、ゴールスプリントへ向けて、宮沢崇史が良いポジションをキープするもこの日は調子があまり良くなく、代わりに福島晋一がスプリントをすることになった。宮沢は福島のアシストに回り、ラスト周回で集団の中盤から前方30番手くらいまで福島をひいて上がる。 上りはポンと同じくらいの集団20番手くらいで上り、ラスト3・5キロで集団は逃げを捕まえゴールスプリント勝負へ。集団にはポンと福島が残り、福島は山岳賞ジャージを着るニコラ・ボゴンディ(アグリチュベル)の後ろに付いてスプリントするも勝負には絡めず、18位でゴールとなった。選手たちのコンディションは日に日に良くなってきているため、8月25日~28日に行われる「ツール・デュ・ポワトーシャラン」での結果が期待される。 浅田監督 今日は、例年のようにゴールスプリントになると予想した。ただ序盤から逃げの展開になるので、そこにチームから誰かしら送り込む作戦で臨むがうまく動けず。最後のスプリントを待つことになった。しかし、スプリント勝負にチーム力を残すことができなかったため、今日も勝負に加われず残念な結果に終わった。今回4日間を通じて苦戦をしたが、その分次の「ツール・デュ・ポワトーシャラン」には、いい結果が出せると思う。中3日で再調整をし、次回に望みたい。(Cyclisme Japon/Chiho) |
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