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ジョーンズ失格も、順位繰り上げはなし?

 国際オリンピック委員会(IOC)のオズワルド理事は15日、ドーピング違反によるマリオン・ジョーンズ(米国)の失格で1位不在となった2000年シドニー五輪陸上女子100メートルの順位繰り上げについて「何もしないのが最良なのではないか」と空位のままにする可能性を示唆した。

 本来なら2位だったエカテリニ・サヌ(ギリシャ)が繰り上げ金メダルとなるが、サヌも4年後のアテネ五輪直前のドーピング疑惑で2年間の資格停止処分を受けている。同理事は「論理的には繰り上がるのが妥当だが、別の感情もある。倫理的な問題だ」と述べた。

 サヌへの金メダル授与にはロゲIOC会長も「しっかり吟味する」と慎重な姿勢を示している。

[2007年11月16日8時22分]

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