プロゴルファー石川遼(20=パナソニック)が20日、米国選抜と世界選抜(欧州を除く)の団体対抗戦プレジデンツ杯(11月・メルボルン)の世界選抜入りした喜びを語った。09年大会の初出場から2大会連続出場となるが、前回は主将推薦。今回は世界ランクで決まる上位10人の最後の席に滑り込み、自力で権利を得た。「09年とは全く意味合いが違う。ワールドランクを厳しい状況で維持できた。充実感があります」と語った。

 オーストラリア開催が決まり、グレッグ・ノーマンが主将となった段階から、自力出場の必要性を強く考えてきたという。「主将を推薦枠で悩ませるようなことはしたくなかった」。2大会連続出場の意義を「インターナショナル(世界選抜)のユニホームを着ることは、あこがれだしステータス。今は韓国選手が(10人中3人と)頑張っているけど、将来、日本選手が3人、4人と入るようになれば、日本開催もありうると思うし」と話した。

 石川はこの日、20歳初戦となるパナソニックオープン(22日開幕)のプロアマ戦に出場。所属先がスポンサーのホスト大会だけに「パナソニックさんの関係者から『遼くんは優勝、優勝と期待されて、プレッシャーかかった方がいい結果が出るんじゃないか』と言われています。期待に応えたいです」とV争いに意欲満々だった。