女子ゴルフツアー開幕戦ダイキン・オーキッドレディース(6~8日、沖縄・琉球GC)出場に向け、米ツアー参戦中の横峯さくら(29=エプソン)と有村智恵(27=日本ヒューレット・パッカード)が4日、コース入り。ともに雨の中、練習ラウンド9ホールを消化した。

 今季から米ツアーに参戦した横峯はすでに2試合に出場。いずれも予選落ちに終わった。「開幕というより、この大会は(米ツアーの)延長線上という感じ」という。米ツアー2試合について、メンタルトレーナーで夫の森川陽太郎氏と話し合っており「主人には『自分と向き合っていない』と言われた。自分でも分かっていたけど、頑固ですから…。今は理解しています」。

 主戦場が変わったことで「足りないものを先に求めていた」という。今大会では「まず自分の持っているものを試合にぶつけて、その後で足りないものを考えるようにしたい」。今季は今大会後、日本での出場は全く未定。「出る以上、目標は優勝です」と話した。

 一方、有村は昨季、米ツアー賞金ランク106位でシードを失い、今季は下部ツアーが主戦場。こちらも2試合に出て、自身今季3戦目だ。

 今大会は4年ぶりの出場。「え~? 4年ですか」と笑いつつ「ゴルフの状態は、ひどい時期から抜けつつあります。昨年までの2年間は『どうスイングしようか? どうやって打っていくか?』でしたが、今は『どうスコアメークしていくか?』になった」。

 今大会後は、来季の米ツアー準シードが得られる下部ツアー賞金ランク10位以内を狙いつつ、ウエーティング(出場のための現地待機)やマンデー予選会などによる米ツアー競技の出場や、日本ツアー競技の出場も視野に入れる。今季終盤戦の日米共催競技のLPGAジャパンクラシック(11月6~8日、三重・近鉄賢島CC)に「出たい」と話し、タイトなスケジュールをこなしていくことになりそう。今大会は久々のV争いを目指していく。