藤本麻子(25=富士通)が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算4アンダー、140で首位と1打差の4位タイにつけた。

 11、16番と2度のチップインバーディーを決め「ラッキーなゴルフでした」と謙遜したが、それも手前から攻める基本を徹底したからこそ。堅実なマネジメントでスコアを伸ばした。

 3人が並ぶ首位にはアマチュアの畑岡奈紗(16=茨城・翔洋学園高2年)も名前を連ねる。藤本自身も岡山・作陽高1年時に06年大王製紙エリエールレディースで最終日最終組を経験。当時を思い出しながら「負けていられないですよね」とプライドをにじませたかと思いきや「それよりも自分のことで精いっぱいなので。あまり自分に期待していないので、ボチボチやります」と笑った。入れ込みすぎることなく、トップの背中を追う。