準決勝で敗れた小田孔明(38)は素直に勝者の時松隆光(22)をたたえた。

 時松は前週のダンロップ・スリクソン福島オープンでツアー初優勝を挙げたばかりなだけに「勢いがあるよね」。さらに「しぶといですよね。飛距離は出ないんだけど、そこからが本当にしぶとい。自信をもってやっている」とも。14番では小田孔がピンの根本につけてOKをもらい、「さあ、これで1アップだ、と思ったところ」時松が7メートルのバーディーパットをねじ込んで、アップならず。流れを引き寄せきれなかった。

 3日間で4ラウンドをこなし「負けたらドッと疲れるね。勝っても疲れるけど」と苦笑い。「でも自分としては飛距離も出ていたし、いい週でした」とゴルフの内容には満足げだった。