米女子プロゴルフツアーの今季開幕戦、ホンダLPGA最終日は21日、タイ・パタヤのサイアムCC(パー72)で行われ、前日3位の宮里藍(24)が63の好スコアをマークし通算21アンダー、267で、スタート前に6打差あった首位スサン・ペテルセン(ノルウェー)を逆転し、昨年7月のエビアン・マスターズに続く米ツアー2勝目を手にした。

 昨季は念願の米ツアー初優勝まで長い不調を経験するなど苦しんだが、今季は開幕戦でいきなり快挙を達成した。宮里は「優勝できるとは思っていなかった。きょう一日いいプレーをしようと思った。スコアのことは考えず、1ホール、1ホールに集中した。オフに練習したことが結果に表れた」と喜びを語った。

 宮里は米ツアー本格参戦5年目。今季は技術的に磨きがかかり、賞金女王も期待されている。(共同)