<男子ゴルフ:日本ツアー選手権シティ杯宍戸>◇3日目◇4日◇茨城・宍戸ヒルズCC(7317ヤード、パー71)◇賞金総額1億5000万円(優勝3000万円)

 プロ14年目の山下和宏(37=ザ・サイプレスGC)が4バーディー、2ボギーの69で回り、通算4アンダー209で、単独首位に立った。3週前の日本プロ選手権日清カップではプロ16年目の39歳河井が、2週前とおとうみ浜松オープンでは同期の35歳小林が初優勝。30代苦労人の優勝は、最近の流れだけに「こんなチャンスは一生ないかもしれない。今年38歳になるし、いつまで現役を続けられるかは、わからない。勝てそうで勝てなかった人と言われたくないし。悔いを残したくない」と覚悟を口にした。

 最終日を首位で迎えるのは初だが、最終日最終組は4回目。過去3回は自分の力を発揮できず、優勝には手が届かなかった。「遠い存在だった優勝が今日の時点では一番近い。前を向いていく」と過去の失敗を繰り返すつもりはない。