国内メジャー今季第3戦・日本女子オープンは10月2日、滋賀・琵琶湖CC栗東/三上C(6522ヤード、パー72)で開幕する。アマチュア団体の日本ゴルフ協会(JGA)主催のトーナメントのため、今季女子ゴルフ界を席巻するアマチュアが大挙30人出場するが、30日はプロアマ戦のため、多くの選手はコース内で練習を行った。

 最注目のツアー最年少優勝者・勝みなみ(16=鹿児島高1年)はこの日、コース入り。個人7位だった韓国・仁川のアジア大会ゴルフ競技が28日に終わり、前日29日に帰国したばかり。「はい、疲れてます」と苦笑いするが、モチベーションは高い。

 「本気の韓国選手を見ました。今までの海外試合で1番勉強になりました」。最終日に同組で優勝した朴キョルについて「地元開催のプレッシャーの中で、優勝するという明確な目標を決めて、頑張っているのが見ていてわかった。あいまいな目標ではダメなんだ、と思った」。そこで今大会の目標を「10位以内」と打ち出した。「もしかしたらその上も目指せるかも」と優勝争いへの意欲もちらつかせた。

 6月にメジャーの全米女子オープンで予選通過した橋本千里(16=ルネサンス豊田高1年)もこの日、コースで練習。「ローアマ(ベストアマ)を目指したいけど、あまり意識しすぎると緊張するので…」。前日28日にすでに練習ラウンドを消化、1日にもう1ラウンド、同学年の勝と回る予定だ。

 今大会には日本女子アマ優勝の蛭田みな美(17=学法石川高2年)昨年大会ベストアマの松原由美(15=大院大高1年)日本女子アマ4位の飛ばし屋・三浦桃香(15=日章学園高1年)らも出場する。