タイガー・ウッズ(34=米国)が、また新たな「難問」を抱えた。04年からスイング指導を受けてきたハンク・ヘイニー氏(54=米国)が10日(日本時間11日)、ウッズのコーチを辞任すると発表した。同氏は声明の中で「私の決断」と、自身の意思によるものと強調。ウッズが見放された形になった。

 ヘイニー氏は、数々の賞を受賞した名コーチで、ウッズのメジャー14勝のうち6勝に貢献している。同氏によれば、9日夜にウッズに通告。同日にウッズは、プレーヤーズ選手権最終ラウンドを首痛で途中棄権しており、そのショックの中で「三くだり半」を突きつけられたことになる。同氏は「彼にはゴルフだけでなく、人生で平和と幸せを見つけてほしい」としていることから、ウッズがまだゴルフに集中できる状態ではないとみているようだ。

 ウッズは大量愛人騒動のため約5カ月間、試合出場を自粛。4月マスターズで復帰して4位となったものの、復帰第2戦のクウェイルホロー選手権は予選落ちで、プレーヤーズ選手権が3戦目だった。

 ウッズはこの日、7月AT&Tナショナルのための記者会見に出席。今後の出場試合については、磁気共鳴画像装置(MRI)による首の検査の後、判断するとした。痛みはマスターズの2週間前からあり、原因について「マスターズに出るため、短期間で集中的に練習したことに、体がついていかなかったのだと思う」と説明した。スキャンダル発覚の発端となった09年11月の自動車事故との関連性は否定した。

 また、ヘイニー氏については言及しなかった。ウッズはプロ入り前からやはり名コーチのブッチ・ハーモン氏に師事、その後ヘイニー氏とプロコーチに指導を受け続けてきた。仮に体調が戻っても、スイングをチェックしてくれるコーチを失い、本来の姿を取り戻すのに時間がかかるかもしれない。