元巨人のエース投手、桑田真澄氏(43=野球評論家)が、プロゴルフツアーにデビューする。今日26日開幕の男子下部チャレンジトーナメント・富士可児チャレンジ(岐阜・富士可児・志野C)に、主催者推薦アマチュアとして初出場する。25日のプロアマ戦後に「ワクワクしてる。野球に例えるなら中学のエースピッチャーがプロの試合に投げるようなもの。レベルの差はあるけど向かっていきたい」と意気込みを語った。

 ベストスコア70の桑田氏は「50歳になるころには目指したい」と、将来はプロに転向したい希望も明かした。新たな夢の第1歩になる今大会には、弟でプロゴルファーの泉(41)も出場。3月から弟のアカデミーでレッスンを受け「いつも同じリズムで振るように」と助言ももらった。「野球は9回3失点でナイスピッチング。ゴルフも9ホールで3オーバーの39なら自分の勝ち。(18ホールで)80くらいで回れれば」。肩の力を抜いて、野球とは違う勝負の世界を体感する。【木村有三】