<米女子ゴルフ:クラフト・ナビスコ選手権>◇初日◇29日◇米カリフォルニア州ランチョミラージュ、ミッションヒルズCC(パー72)

 宮里藍(26=サントリー)が、2バーディー、1ボギーの71で回り、首位と5打差の18位とまずまずのスタートを切った。今季海外メジャー初戦は、パワーヒッター有利の苦手のコースだが、ショットやアプローチ精度を武器に攻略。初のトップ10入り、さらに初メジャー制覇も狙える位置につけた。

 次につなげるパットを沈めた。18番パー5。宮里藍は3メートルのバーディーパットを、ど真ん中から決めた。「バーディーパットがなかなか決まらず、入ってくれたらいいなというくらいにリラックスして打ったら、真ん中から入ってくれた」と笑顔が生まれた。

 硬くてボールが止まりにくいグリーンを、ミドルアイアンやフェアウエーウッドで狙う難しい展開になったが、抜群のショット精度で克服。パットが決まらず、バーディーを荒稼ぎとはいかなかったが「明日は最初から速いグリーンでプレーできる。今日と同じような感じでプレーできれば大丈夫」。今までで最高と自負する仕上がりの良さから、自信が言葉ににじみ出た。【塩畑大輔】