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上野雅恵が復活、妹とアベックV/柔道

左から3位スカピン、ボス、優勝の上野雅恵、2位ラウジー(撮影・蔦林史峰)
左から3位スカピン、ボス、優勝の上野雅恵、2位ラウジー(撮影・蔦林史峰)

<柔道:嘉納杯東京国際>◇2日目◇8日◇東京体育館◇女子70キロ級ほか

 女子70キロ級でアテネ五輪女王の上野雅恵(28=三井住友海上)が、復活優勝を飾った。決勝で世界選手権2位のラウジー(米国)にゴールデンスコア方式の延長の末に優勢勝ち。昨年12月の福岡国際女子での左ひじ脱臼から故障や病気に悩まされ世界選手権代表も逃したが、五輪連覇へ向け復活のノロシを上げた。同63キロ級は上野順恵(24)が決勝で第一人者の谷本歩実(26)に1本勝ちして優勝。「姉妹アベックV」となった。

 女王上野雅が完全復活、そして五輪連覇へ向け大きな1歩を踏み出した。この日3試合目の延長戦に突入した決勝戦。強豪ラウジーを相手に疲労感も見せず、1分13秒、大内刈りで有効を奪って勝負を決めた。「自分の力を出し切り絶対勝とうと思った。うれしい」と満面に笑みを浮かべた。

 左ひじ脱臼に加え今年2月に腸閉塞(へいそく)、4月初旬に右ひざも痛めた。直後の全日本選抜体重別で1回戦敗退。世界選手権代表の座を逃し「生きているかどうか分からない状態に陥った。焦った」。1回戦から苦戦続きで技のキレにも不満が残り「まだまだ」と反省したが、心身とも絶不調の時を乗り越え再び笑えたことが大事だった。

 女子日本代表の日蔭監督は「悪い中で勝てたことが大きい」とエースの復活を評価。「北京五輪の代表選考でしっかり勝って北京で金メダルを取りたい」と言い切った上野雅の視線の先には8カ月後の栄冠がある。【菅家大輔】

[2007年12月9日8時47分 紙面から]

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