スポーツ

ＮＥＣ逆転勝ち、２位に浮上／ラグビー

＜ラグビー・トップリーグ：ＮＥＣ２１－１４日本ＩＢＭ＞◇第８節◇２４日◇千葉・フクダ電子アリーナ

　ＮＥＣが日本ＩＢＭに逆転勝ちして７勝１敗、勝ち点３２で２位に浮上した。一時は１４点差をつけられたが、後半１４分から３連続トライを挙げて勝負を決めた。８戦全勝で首位の三洋電機とは勝ち点で６差。上位４チームで争うプレーオフ初進出を目指して、負けられない戦いが続く。日本ＩＢＭは１勝７敗となった。

　ＮＥＣは前半をトライなし。武器のモール攻撃も押し返される。ロックの浅野主将はハーフタイムで「１人１人が勝負しきれていない。チームの目指すものは何か」と選手に訴えた。ボールを動かして前に行く、１対１で勝負することを再確認した後半に３トライ。パスをつなぎ、また、ラインアウトからのモールを押し込んでのトライと本来の力を見せた。

　開幕戦で神戸製鋼に敗れたが、その後７連勝。細谷監督は「ずっと首の皮一枚の状態。先を見ることは一切せず、目の前の敵を倒すことだけ」と言う。これからトヨタ自動車、サントリー、東芝、三洋電機と強豪との対戦が続く。昨季７位からの初制覇へ向け、新年は元日から始動する。

［2007年12月25日8時54分　紙面から］

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