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ハンドやり直し五輪予選へ24候補発表

ハンドボールの蒲生強化本部長、末松、酒巻監督、宮崎、佐藤コーチ(左から)
ハンドボールの蒲生強化本部長、末松、酒巻監督、宮崎、佐藤コーチ(左から)

 見切り発車もやむなし。来年1月にやり直し予定の北京五輪アジア予選に向けて、日本ハンドボール協会は24日、日本男子代表候補24人を発表した。中東勢が牛耳るアジア連盟(AHF)が、中東勢に都合のいい日程を組む恐れがあるため、前日に就任したばかりの酒巻清治監督(45=トヨタ車体)は、緊急事態のため、明日にでも戦えるチーム編成を重視した。

 いつでもどこでも戦ってやる。前代未聞のアジア予選やり直しがいつどこで行われてもいいように、最強代表候補24人を選んだ。酒巻監督は「明日にでもやれる連中ばかり。日本にこれ以上戦える選手はいない」と胸を張った。

 いまだに予選の期日と会場は未定のまま。協会内には判定をごまかし続けてきた中東勢への不信は根強い。蒲生晴明強化本部長は「日本が準備できないように、突然、1月2日からやるとか言い出しかねない」と警戒心を強める。そのための即戦力候補だ。

 決定権を持つ国際ハンドボール連盟(IHF)とアジア連盟は現在、クリスマス休暇中という。しかし、酒巻監督に正月休みはない。すでに、9月に豊田市で行ったアジア予選の映像を入手。「弱点を集めてDVDに編集したり、私の準備が追いつかない」。年末年始返上で、徹底的に相手を分析する計画だ。

 年明け早々にも、5日間ほど代表合宿を行う。場所は、酒巻監督の所属するトヨタ車体の体育館が有力だ。「ガチンコ勝負の合宿。気迫のないやつは途中でも帰ってもらう」。合宿で足りない部分は、1月の日本リーグ計12試合の実戦で補強する。

 酒巻監督の緊急登板に、その翌日には、男子代表候補発表と、どんな手段にも対抗できるように、すべては迅速に行われた。「選手の高いモチベーションを感じる。わくわくしている」と同監督。中東でも韓国でも、明日にでもかかってこいだ。【吉松忠弘】

[2007年12月25日8時57分 紙面から]

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