スポーツ

「山の神」今井が「平地仕様」に改良

全日本実業団対抗駅伝に出場するトヨタ九州の今井（右）とワンジル

　元日の全日本実業団対抗駅伝（群馬県庁発着、１００キロ）に初出場する今井正人（２３＝トヨタ九州、順大卒）が脱「山の神」を掲げた。箱根駅伝の山登り５区で３年連続区間新記録を樹立した今井は実業団の全国大会デビューを前に２７日、同社（福岡県若宮市）の壮行会に出席した。

　社会人１年目の今季は春先に右ひざを痛めた以外、順調にシーズンを送り、九州大会では最終７区の区間賞でチームの優勝に貢献した。ワンジル、三津谷との練習で、大学時代の山登りを意識した走りから腰高の「平地仕様」に改良。「もう山は登れません。まだ山の神と思われているので、トヨタ九州の今井の走りをしたい」と笑った。チームは２枚看板に今井が加わり、森下監督は総合３位を目標に掲げた。今井は２区（２２キロ）など距離の長い区間に起用される見込みだ。

［2007年12月28日8時41分　紙面から］

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