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弘山最年長代表いける/ハーフマラソン

女子で4位の弘山晴美
女子で4位の弘山晴美

<香川・丸亀ハーフマラソン>◇3日◇香川県立丸亀競技場発着の21・0975キロ

 最年長五輪マラソン代表へ視界良好だ。39歳の弘山晴美(資生堂)が1時間10分9秒で女子4位に入った。3月9日の北京五輪代表選考レース・名古屋国際女子マラソンで事実上「最後の五輪切符」をかけ、高橋尚子(35)らと激突。争奪戦を制して、日本の男女最年長五輪マラソン代表を狙う。優勝はケニア出身のオンゴリ・フィレス(21)、2位は新鋭の尾崎好美(26)。男子はアルン・ジョロゲ(19)が制した。

 ゴールした弘山は真っすぐ前を見つめた。視線の先にあるのは3月の尾張決戦。本番前最後の実戦を1時間10分9秒の4位で終え「後半の苦しい中で粘ってタイムもほぼ予定通り。名古屋へ向けていい感じ」と満足感を口にした。フィレスが独走する展開を2番手集団で追走。中盤でやや遅れたが、終盤20キロ以降の区間タイム3分38秒は女子で2位と、ピッチは最後まで衰えなかった。

 沿道から「北京も頑張れよ!」と気の早い声援が飛んだ。3月の名古屋で五輪切符を手にすれば、男女通じて日本歴代最年長のマラソン代表となる。シドニー五輪金メダルの高橋ら強敵がそろうが「自分の最高のものを出したい。自己記録を更新したいという思いもある」。2時間22分56秒の自己ベストを塗り替えれば、おのずと道は開けてくる。

 自己記録更新にはもう1つ、特別な意味がある。マークしたのはシドニー五輪代表を狙った00年1月の大阪。2秒差で優勝を逃し、マラソン代表も目前で消えた。「もう39歳だけど、8年前の記録を『少しでも超えたい』と思って毎回マラソンを走ってきた。その気持ちが練習の支え」。06年名古屋で初優勝後、夫の勉監督(41)に「もういつ引退してもいいよ」と言われても、走り続けてきた。

 すべては8年前の自分に勝つため。今後は奄美大島と中国・昆明での合宿で仕上げに入る。「もう一段上にでき上がると思う」。9月に40歳を迎える横顔は、まだ老け込んではいない。【太田尚樹】

[2008年2月4日8時53分 紙面から]

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