スポーツ

北島発熱200平を棄権／競泳

＜競泳：東京都選手権＞◇最終日◇３日◇東京辰巳国際水泳場（長水路）

　男子２００メートル平泳ぎに出場予定だったアテネ五輪２冠の北島康介（２５＝日本コカ・コーラ）が、３９度近い熱を伴う風邪のため棄権した。前日２日の同１００メートルを制し、好感触をつかんだ矢先だった。北京五輪代表選考会となる４月の日本選手権に向けて、今後の回復を待って再始動する。女子１００メートル背泳ぎはアテネ五輪銅メダリストの中村礼子（２５＝東京ＳＣ）が１分０秒９６で優勝した。

　北島はこの日朝に会場を訪れたが、平井コーチの判断で欠場した。前日に帰宅後、３８度台の熱が出たという。平井コーチは「本人は出る気だったけど、顔も真っ赤だったので棄権させた。いわゆる風邪の症状。無理して長引かせても仕方ない」と説明。日曜日でも医師が滞在する国立スポーツ科学センターで診察を受けた。今後は当初の予定通りに２２、２３日の短水路日本選手権、米国高地合宿をへて、日本選手権を目指す。

［2008年2月4日8時52分　紙面から］

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