モンゴル出身の元十両大勇武関(27=本名ダワードルジ・オンドラハ)を殴ってけがをさせた疑いがあるとして、警視庁が、師匠だった芝田山親方(元横綱大乃国)から任意で事情を聴いていたことが8日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁は傷害容疑で書類送検する方針。

 捜査関係者らによると、元大勇武関は6月4日、杉並区内の芝田山部屋で親方から素手やスリッパで殴られ、顔や首に軽傷を負ったとしている。その後引退し、7月に警視庁に届けた。「暴力を受けるなどして引退を強要された」として、芝田山親方と日本相撲協会に計約7000万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしている。同親方は8日午前、外出先から部屋に戻ったが、報道陣の呼び掛けに一切応じなかった。