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大麻陽性反応出た露鵬「陰謀説」を展開

部屋の前の記者会見で質問に答える露鵬(右端)と集まった報道陣
部屋の前の記者会見で質問に答える露鵬(右端)と集まった報道陣

 大麻陽性反応が出た平幕露鵬(28=大嶽)が「陰謀説」を展開した。6日、師匠の大嶽親方(40=元関脇貴闘力)、塩谷(しおのや)安男弁護士とともに、東京・江東区の部屋前で会見。塩谷弁護士は、2日の検査手順に不備があったことを指摘し、「公明性に問題がある」と主張した。大嶽親方も、この日早朝に部屋に伝えられた精密検査の結果が、公表前にNHKに流れたことに激怒し、協会への不信感をあらわにした。

 異様な雰囲気だった。目に怒りの炎を宿す露鵬、怒りをこらえているように映る大嶽親方を抑え、塩谷弁護士が大麻検査の状況と疑問点を説明する。だが、コメントを求められた大嶽親方は怒気をはらんだ声で話した。「(A検体の陽性判定の連絡は)朝、電話で事実を知らされたばかりなのに、すぐにNHKで速報テロップが出るのはおかしいと思わないですか!」。

 大嶽部屋関係者によると、午前7時に協会関係者から、精密検査でも大麻の陽性反応が出たことを知らされた。弁護士も交えて対応を協議し、協会が発表する前に、自分たちの考えを明らかにすることを決定。午前11時前に部屋前に待機していた報道陣に内容を伏せて会見実施を通達した。

 だが、その裏をかくかのように、報道機関に情報が流れた。「知っている人は限られている。何らかの意図を持った人がリークしたとしか思えない」(関係者)。何が何でも露鵬を「クロ」に仕立てたいと考える人間がいる、と疑心暗鬼に陥った。

 一方、塩谷弁護士は、2日の検査の時点から疑問点が多数あったことを主張。(1)任意で選べるはずの尿採取用コップを親方から手渡された(2)最初は人物を特定しない形で行われるはずの簡易検査が最初から特定して行われた(3)検査キットに線が浮かび上がれば陰性と説明され、自分も隣の力士と同じぐらいの線が見えたが、陽性と判定された(4)精密検査には準備の時間がかかるので、いったん部屋に帰るよう検査責任者の大西氏に勧められたが、担当の親方が認めてくれなかった。

 これらの点から塩谷弁護士は「公平、公明性に問題がある」と断じた。露鵬は「大麻もマリフアナもやったことはない。(陽性判定は)絶対に信用しないです」と言葉に力を込めた。大嶽親方も「他の機関や警察での検査も視野に入れる」と徹底抗戦を宣言した。

 [2008年9月7日9時38分 紙面から]


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