2020年度「麻雀企業対抗戦」の第1回大会がこのほど、都内の新雀荘で開催された。昨年から参加の凸版印刷、富士通、クレディセゾン、朝日新聞、講談社、サイバーエージェント、エイベックス、ローソン、日刊スポーツ新聞社の9社に加えて、新たにアンファーとビッグローブも参戦し11社で幕を開けた。開局から役満が完成するなどレベルの高い戦いが繰り広げられた。

開局してわずか10分。ローソンの海保雄樹さんが役満の四暗刻をツモあがりした。わずか8巡目、親の役満で1万6000点オール。一万と四筒のシャボ待ちをリーチであがった。チーム代表も務める海保さんは「前年度がチームでビリだったんで、プラスで帰りたいと思っていた」とほっとしたように話した。役満あがりもきいてこの日は169・9点を稼いで個人トップだった。

コロナウイルスの影響で思うように卓を囲めない状況でも、麻雀アプリをつかって社内練習を重ねた。実戦は大会直前に1日できたのみという。チームは5位スタートとなったが「練習不足でした。リーチの効果を上げていきたい」と次回以降への課題を話していた。

今大会から参戦のアンファーも見せ場を作った。代表の日名俊亮さんが4回戦で役満の国士無双をあがった。「4枚目の南でした」と他家の攻勢をすり抜けてこの卓のトップをとった。それでもチームは10位。「思ったよりもみなさん上手で」とレベルの高さに舌を巻いていた。

第1回大会は3連覇を目指す凸版印刷が優勝した。