阪神が2リーグ制後球団初のセ・リーグ連覇を果たした。139試合目で他の5球団を振り切った。日刊スポーツの評論家陣が、今季の阪神の強さを解説した。
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連覇、勝負事がいかに難しいかと考えさせられるシーズンだった。勝つ要素を上げていくとキリがないのが今の阪神だ。投打ともチーム内でタイトルを繰り広げる選手がいるのである。簡単に言うが、これはなかなか、あり得ない状況だろう。極端に言えば「エースと4番」が2人ずつ存在しているようなチームだ。
それでもここまで接戦になるのが勝負の厳しさなのかもしれない。まず大きかったのは石井大のアクシデントだろう。ぶっち切りで優勝を締めた昨シーズンからの流れで今季も、当然、ブルペンの柱ととらえていたはず。
それが開幕前の故障で長期離脱してしまう。強かった昨季と同じ戦力でスタートできる…と思っていても想定外のことが起こるのがこの世界だ。計算していても、それができない。そこをどうするか。
それでも藤川監督はここで工藤、木下と言った新しいブルペン陣を育てた。これは大きい。連覇を目指してしっかり勝つことと同時に選手を育てるということも実践していたと思う。「勝ちたい、勝ちたい」という起用だけではなかったところも、十分、感じられた戦いだった。(日刊スポーツ評論家)




