阪神が2リーグ制後球団初のセ・リーグ連覇を果たした。139試合目で他の5球団を振り切った。日刊スポーツの評論家陣が、今季の阪神の強さを解説した。
◇ ◇ ◇
阪神の優勝は順当だったといえる。開幕前に順位予想した際に勝ちきるのは阪神しかないと読んだだけに順当だった。むしろ独走してゴールインすると踏んでいたので、意外に苦戦した印象が強い。
セ・リーグの頂点に立った勝因は、他球団が弱かったことだ。巨人から岡本、ヤクルトから村上がメジャー移籍、DeNAはケイ、ジャクソンらが退団するなど、他球団の戦力ダウンは“追い風”だった。
阪神も近本、石井が離脱し、万全とは言えなかった。クリーンアップに依存する打線は、年齢的なこともあって機動力を欠いた。しかし、なかなか勝ちパターンが確立できなかったところに、工藤、木下の台頭は大きかった。
先発は防御率と勝敗を見比べたとき、バランスを欠いているから、投打の歯車が合っているとは言えなかった。圧倒的な戦力を抱えながらも、もう少し楽に得点できるシーンもあったが、思った以上に点がとれなかった。
9月に入っての大型連敗はこたえるものだ。阪神は7連敗を喫したが、その後立ち直ったというか、よそが頼りなかったのか、踏みとどまることができた。(日刊スポーツ評論家)




