第９９回全国高校野球選手権大会は２２日、第１３日の準決勝２試合が行われる。

＜見どころ＞

▽準決勝

【第１試合（１０：００）天理（奈良）－広陵（広島）】

　天理は碓井涼太投手（３年）、坂根佑真投手（２年）の２投手が、プロ注目の広陵・中村奨成捕手（３年）をどう抑えるか。中村は今大会４試合で打率６割６分７厘（１８打数１２安打）１０打点、４本塁打と絶好調。８５年の清原和博（ＰＬ学園）が持つ１大会最多５本塁打へあと１発と迫っている。天理も準々決勝の明豊戦で３発を含む２０安打と打線が活発。初戦（大垣日大）で２本塁打放った４番神野のバットは火を噴くか。両チーム好調の打線にも注目。

　◆天理のおもなＯＢ　元ダイエー門田博光、３大会連続五輪金メダリスト野村忠宏ほか

　◆広陵のおもなＯＢ　阪神金本知憲監督、広島野村祐輔、巨人小林誠司ほか

【第２試合（１２：３０）花咲徳栄（埼玉）－東海大菅生（西東京）】

　東海大菅生は松本、戸田の２投手で３試合３失点と安定。打線も２番松井、３番小玉、４番片山、５番奥村、６番佐藤で計７本塁打を記録し３試合で打率４割８厘。花咲徳栄の清水達也投手（３年）、綱脇慧投手（３年）の２投手が強打をどう封じるか。

　花咲徳栄も４試合連続２桁安打と打線は好調。４番野村は準々決勝（盛岡大付）で

今大会２本目の本塁打を放つなど打率５割８分８厘（１７打数１０安打）とけん引。埼玉県勢初となる深紅の優勝旗へあと２つ。

　◆花咲徳栄のおもなＯＢ　ロッテ根元俊一、ボクシング前ＷＢＡ世界スーパーフェザー級王者内山高志、広島高橋昂也ほか

　◆東海大菅生のおもなＯＢ　ロッテ金森敬之、ソフトバンク笹川隆コーチほか