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木更津総合V「優太のため」
- 亡くなった野球部員・斎藤優太さんの遺影を抱き涙を流す木更津総合ナイン
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木更津総合Vへの足跡 2回戦 8-1 八千代 3回戦 10-0 九十九里 4回戦 4-0 千葉英和 準々決勝 7-0 八千代松陰 準決勝 8-1 成田 決勝 2-0 東海大望洋
<高校野球東千葉大会:木更津総合2-0東海大望洋>◇7月25日◇決勝
春の関東王者が強さを見せつけた。2-0の完勝。先発した田中優投手(3年)が5安打、13奪三振で完封し、東海大望洋打線を寄せ付けなかった。唯一のピンチは8回。2死から三盗され、初めて三塁まで走者を許したが、集中力は切れることなく、空振り三振で切り抜けた。五島卓道監督(54)も「気持ちが成長した」と満足そうな表情を見せた。
速球は130キロ台中盤ながら、スライダーを武器に得点を許さなかった。地引雄貴捕手(3年)も「いつもよりきていた」とこの球が効果的だった。5回まで0-0。打線の援護がない中で「低めの変化球を投げれば、絶対に抑えられる」と信じて辛抱強く投げ続けた。この力投に打線が奮起した。6回2死二塁から4番を打つ女房役の地引が三塁線を破る適時打を放ち、7回には田中自らが右前適時打して突き放した。
田中を支えたのは後輩の故斎藤優太さん(当時1年)だった。同じ投手としてフォームを教えるなど面倒を見ていたが、3月27日未明に自宅火災で亡くなっていた。その日、袖ケ浦との練習試合に出発する予定だったナインは1度学校に集められ、突然の悲報を聞かされた。動揺は大きかったが、以来「優太のために」を合言葉に戦ってきた。
田中には準決勝で1失点完投した淡路大悟投手(3年)というライバルもいる。負けられない。東千葉の6戦を2失点で投げ抜いた2人で大舞台に挑む。田中は「ずっと行きたかった場所。自分の投球をして優太のために、優太の分まで頑張りたい」。歓喜の輪に加わった斎藤さんの遺影にさらなる活躍を誓った。
[2008年7月26日 紙面から]
◆木更津総合 木更津中央高校として1963年(昭38)創立の私立校。03年に清和女子短大付を統合して現校名になる。生徒数は1614人(女子834人)。野球部は学校創立と同じ63年創部で部員は55人。甲子園は今回で夏2度目、春は1度。所在地は木更津市東太田3の4の1。真板益夫校長(87)。
東千葉大会
優勝 | 参加校 | 組み合わせ表 | 春季大会優勝校 | 昨夏代表校 |
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木更津総合 (5年ぶり2度目) |
81校 | ダウンロード[PDF] |
木更津総合 | 市船橋 |
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