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南大阪 優勝記事

近大付12回サヨナラで決めた

PL学園に延長12回でサヨナラ勝ちし、喜びを爆発させる近大付ナイン(撮影・上田博志
PL学園に延長12回でサヨナラ勝ちし、喜びを爆発させる近大付ナイン(撮影・上田博志)
近大付Vへの足跡
2回戦 4-1 高石
3回戦 13-3 夕陽丘
4回戦 1-0 興国
準々決勝 3-1 上宮太子
準決勝 5-1 清教学園
決勝 8-7 PL学園

<高校野球南大阪大会:近大付8-7PL学園>◇7月27日◇決勝

 一塁側PLベンチに飛び込むボールを見て、近大付の二塁走者の苑樹(そのき)順道(3年)が三塁を蹴った。7-7で迎えた12回裏。1死二塁から4番石丸一磨(3年)のゴロを、遊撃手が一塁へ悪送球。サヨナラだ。近大付ナインは歓声と悲鳴が交錯するグラウンドに飛び出した。「素晴らしい選手たちです」。粘り強く夢をかなえた教え子に、藤本博国監督(38)の声が詰まった。

 執念の逆転劇だった。7回を終え4点差をつけられても、あきらめない。勢いづけたのが、主将の松本弦貴(3年)だ。8回、1点を返した直後の2死二、三塁。「ここで返さな、チームに迷惑かける」と、中前へ2点適時打を放った。9回には、敵失も絡め無安打で同点に。1点を勝ち越された10回も松本の四球を足掛かりに再び追いついた。

 春の大阪大会では4回戦で敗退。復帰2年目の藤本監督はあえて言い続けた。「お前らは甲子園に行ける。行って勝つための練習をしようや」。野手に投手の練習をさせ、競争心も高めた。15年前の大阪大会決勝でもPLに勝ち切符を手にした。「PLの分も、精いっぱい頑張りたい」と藤本監督。激闘を制した自信を胸に、近大付が甲子園に乗り込む。

 [2008年7月28日 紙面から]

近大付 1939年(昭14)に「日本工業学校」として創立の私立校。48年に「大阪理工科大付」に改名し、翌49年に現校名に。普通科で、生徒数は3134人(女子1017人)。硬式野球部は49年に創部。現在部員数は60人。甲子出場は春7回、夏は4回目。90年春に優勝。主なOBは金城龍彦(横浜)、藤井彰人(楽天)ら。所在地は東大阪市若江西新町5の3の1。岡崎忠秀校長(56)。


南大阪大会

優勝 参加校 組み合わせ表 春季大会優勝校 昨夏代表校
近大付
(15年ぶり4度目)
94校 ダウンロード[PDF]
大阪桐蔭 金光大阪



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