身体能力を増強させる禁止薬物の使用の誘惑に負けてしまう選手が止まらないようだ。ブルワーズのリリーフ投手、J・C・メヒア投手が現地17日、禁止薬物スタノゾロールに陽性反応を示したとして80試合の出場停止処分となった。今シーズン、出場停止処分になった選手はこれで6人目だ。ブルワーズでは4月5日にペドロ・セベリーノ捕手が80試合の出場停止処分なっており、2人目である。

メヒアは昨年11月に現ガーディアンズからトレードでブルワーズに加入し、3Aナッシュビルで9試合を投げ、防御率0.84を記録。メジャーに昇格し、5月11日と14日にリリーフ登板し、防御率23.14となっていた。

メヒアが陽性となったスタノゾロールは筋肉増強作用のある男性ホルモンとして知られるテストステロンから派生した物質。一方セベリーノが陽性となったのはステロイド使用の副作用を抑える本来女性用不妊治療薬である、身体強化物質クロミフェンだった。

ブルワーズのクレイグ・カウンセル監督は「この過失は重大な影響をもたらす。メジャーの投手として足固めをするチャンスを失うことになる」とコメントしている。またデビッド・スターンズ野球運営担当社長は2人の出場停止に対し、「これらは不幸な状況だ。全てのシチュエーションが特別なものだと思っているが、チームにとって確かに不幸なことであり、これを起こした個人にとって不幸なことだ」と述べた。

MLBでは労使交渉の決裂によるロックアウト中、薬物プログラムが停止されていたが、新労使協定が合意された3月11日に薬物検査が再開されている。4月4日にはフリーエージェントとなっていたダニー・サンタナ外野手、リチャード ・ ロドリゲス投手、ホセ・ロンドン内野手の3人が80試合の出場停止処分を受けていた。さらにメヒアと同じ17日にオリオールズのマット・ハービー投手が禁止薬物を周囲に分配したとして60試合の出場停止処分になっている。

こうしたニュースが減ることを期待し続けているのだが。