福留、初日から鋭い打球連発

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　１５日（日本時間１６日）、練習初日となったカブス福留孝介外野手（３０）のもとに約５０人の日米報道陣が集まった。ファン、メディア、首脳陣、同僚が一挙手一投足を見守る。しかし、本人はいたってクールに「注目されるのはいいこと」と余裕たっぷりに話し、淡々と練習をこなした。

　室内でのフリー打撃では鋭い打球を放った。初体験の選手が苦しむことの多い、短い距離からの投球にも「どうタイミングをとるかだけ」と、途中から快音を連発。ピネラ監督は「いいね」とうなり、現時点での構想として「打順は２番か５番がいい」と、早くも実戦への思いを膨らませた。

　クラブハウスでは、ロッカーに背番号「１１」のシャツが掛けられるいたずらで、同僚から歓迎を受けた。「１が１つ増えてびっくりした」と驚く福留の横を、エースのザンブラノが背番号「１」のシャツを着てうれしそうに歩き回り、雰囲気を和ませた。

　バットで実力の片りんを披露し、気さくな同僚とも交流。異国の地に飛び込んだ新人にとって、最高の出だしとなった。

［2008年2月16日10時43分］

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