米国と国交回復をしたキューバの首都ハバナで22日、大リーグのレイズとキューバ代表の親善試合が行われた。

 メジャー公式サイトによると、球場には約5万5000人のファンが詰め掛け、オバマ米大統領とキューバのカストロ国家評議会議長らが歴史的な試合を観戦した。

 キューバで大リーグ機構(MLB)の球団が試合をするのは1999年のオリオールズ以来、17年ぶり。試合はレイズがロニー内野手の2点本塁打などで4-1と勝ち、メジャーの実力を示した。

 MLBのマンフレッド・コミッショナーは試合を中継したスポーツ専門局ESPNのインタビューで「両国の関係が正常化すれば、野球はこの国の経済発展にも大きな役割を果たせる」と話した。

 国交がなかったこれまでは、キューバ選手は亡命してからMLBの球団に移籍していた。選手の移籍に関する正式なルールづくりが今後進められる見通し。