「打者大谷」のマイナー調整は回避されることとなった。エンゼルス大谷翔平投手(23)は、18日午後1時05分(日本時間19日午前5時05分)開始のレンジャーズ戦に指名打者で出場する。

 マイク・ソーシア監督(59)は18日(同19日)の大谷の予定について「マイナーリーグの試合で数打席立つ」と明かしたが、その数時間後に、球団広報が「大谷はレンジャーズ戦に出場する」と発表。何らかの事情でスケジュールが変更された。

 大谷は打者としてオープン戦8試合に出場し、20打数2安打、打率1割と結果が出ていない。それでもソーシア監督は「多く打席に立たせる」と、一貫して大谷をオープン戦で起用し続けている。投球リズムに癖のあるメジャー投手相手に打席経験を積ませ、タイミングをつかませる方針だ。今回のレンジャーズ戦では、メジャー通算41勝左腕のマーティン・ペレス(26)が相手となる。

 この日、大谷は今キャンプでは初めて、チーム全体のウオームアップに参加せず、主に室内で調整を行った。ソーシア監督によれば「ナギ投手コーチとビデオ(登板の映像)を確認したり、やることがあった」という。29日(同30日)の開幕まで残り12日。メジャーレベルの調整で調子を上げていきたいところだ。