エンゼルス大谷翔平投手(23)が、約1カ月ぶりにメジャーの舞台に帰ってきた。マリナーズ戦に「6番指名打者(DH)」で先発出場し、4打数無安打3三振だった。6月8日に右肘内側側副靱帯(じんたい)損傷のため故障者リスト(DL)入りし、同28日に手術回避が決まってからわずか5日後、待ちに待ったスピード復帰だった。

<大谷復帰までの経過>

 ◆6月4日 ロイヤルズ戦の6回1死で代打出場。二塁への内野安打を放つ。

 ◆同6日 ロイヤルズ戦に先発。5回のマウンドに上がったところで降板し(4回63球1失点)、試合後に右肘の張りを訴える。

 ◆同7日 「右肘内側側副靱帯(じんたい)損傷」の診断で、PRP(プレートレット・リッチ・プラズマ=多血小板血しょう)注射を打つ。

 ◆同8日 故障者リスト(DL)入りし、3週間後の再検査とその間のノースローが発表される。

 ◆同15日 ソーシア監督が左手のみでスイングをしていることを明かす。

 ◆同18日 故障後、初めてチームに合流。エンゼルスタジアムでの試合前にソーシア監督と話し合う。

 ◆同22日 本拠地での試合前に両手で軽く10回のスイング。ブルペンでは打席に立ち、球筋を確認する目慣らしを行う。

 ◆同28日 再検査を受け、靱帯再建手術の回避が発表される。両手を使ってのフリー打撃を再開。

 ◆同30日 エンゼルスタジアムでマイナー投手を相手に実戦形式の打撃練習を行う。10打席に立ち、走塁練習もこなした。

 ◆7月1日 2日連続で実戦形式の打撃を行う。

 ◆同3日 マリナーズ戦に「6番DH」で出場。1カ月ぶりに復帰。(日付はすべて米国時間)