右上腕痛で故障者リスト(DL)入りしているカブスのダルビッシュ有投手(32)が19日(日本時間20日)、傘下マイナーの1Aサウスベンド(米インディアナ州)で登板し、1回を投げ終えた後、緊急降板した。

 6月25日以来となる実戦マウンドでは、初回、安打と四球でピンチを迎えたものの、後続を左飛、一飛、見逃し三振に打ち取り、無失点に抑えた。

 2回表もマウンドへ向かったが、投球練習中に右上腕に異常を訴え、降板した。

 球数は19球。

 最速は95マイル(約153キロ)。

 降板後のダルビッシュは「前回(6月25日)と同じ痛みが出た。試合前も、それまではまったく(痛みは)なかったが、急に出た。前回は、それでも投げた(続投した)が、今回はやめておこうと思った。ヤバい一線を超える前だった」と経過と状況を説明した。

 今後は、明日にもMRI検査を受け、リハビリを継続する予定。

 「残念です。ただ、絶対に帰って来る、今年中に、という気持ちでいます。最後まであきらめないで」と、あくまでも今季中のメジャー復帰を目標に挙げていた。