エンゼルス大谷翔平投手(24)が22日、都内の日本記者クラブで会見を開いた。2月1日の渡米時に成田空港でセレモニーを行って以来となる日本での会見となった。

大谷は質疑応答で、古巣日本ハムの先輩で野球解説者の岩本勉氏から2度、直撃を受けた。岩本氏は、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」の一員として質問したが、日本の子どもたちに向けた大リーグの推しポイントを問うような質問があまりに長く、大谷は「ちょっと長いので」と軽くダメ出しした。

その上で「レベルも、すごい高いのはもちろんですし、違う国の選手が集まってプレーするのも面白みがある。子どもの時、見ていましたけど、グラウンドに立つと、もっと感じることが多い。テレビ越しでも、面白みを感じてもらえるよう頑張りたいし、実際に立ってみるのが、面白さを実感できると思う」と説明。子どもの時に憧れていた時以上に、グラウンドに立って感じるものが多かったと語った。そして「今の子どもたちには、僕も頑張ってもっと高い舞台に行きたいですし、そこの舞台で一緒に野球をやって実感してもらえれば」と、成長したファンと一緒に戦えるくらい長期間、大リーグで活躍したいと夢を語った。

岩本氏がダメ出しに負けず、質疑応答の終盤に「右肘のことを心配される方が多いと思うんですけど、右足首の状態は何%ですか?」と2度目の質問をすると、大谷は笑いながら「右足首は万全です」と即答した。

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質疑応答の中では、他の記者から、日本ハムの選手と連絡を取り合っているか? との質問も出た。大谷は「先輩、後輩含め連絡は頻繁に来ていたので、取る機会はあった。自分から、というのはあまりなかったですけど、連絡は取っていたかなと」と語った。【村上幸将】