エンゼルス大谷翔平投手(24)が、古巣日本ハムの面々から「サイレント・トリートメント」を仕掛けられた。

9日(日本時間10日)、日本ハムの1軍キャンプ地を訪問。栗山監督らと談笑後、先輩左腕の宮西とあいさつを交わした。昨年12月に都内で食事に出かけ、交流の深い上沢らも近くにいたが「特にこちらからは話しにいかなかった」。投手陣に歓迎されるはずが、話しかけられることもなくスルー。昨年4月3日、メジャー1号を放った後にベンチでチームメートから知らんぷりされ、話題騒然となった場面を、元同僚から再現された。ただ、これも愛嬌(あいきょう)。上沢は「元気そう。みんな(大谷の訪問を)喜んでいる」とうれしそうに話した。

大谷は白のTシャツとジーンズ姿。昨年10月に行った右肘内側側副靱帯(じんたい)の手術痕がくっきり見えたが、気にするそぶりもなく笑顔であいさつ回りを行った。13日(同14日)からはバッテリー組とともにキャンプイン。当面はリハビリ選手として調整を行う予定だ。打者で早期復帰を目指すメジャー2年目の挑戦を前に英気を養った。(スコッツデール=斎藤庸裕)